【96冊目】「プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか(著者:P. F. ドラッカー)」

記事まとめ

  • 「プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか(著者:P. F. ドラッカー)」の本をまとめた
  • 本書を読むことで、「自己を成長させるためには、あらゆる行動や決定に、責任を持つことだ」ということを学んだ
  • 仕事において成長し、成果を上げたい人に本書をオススメしたい

 

「プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか(著者:P. F. ドラッカー)」を読みました。

本書について一言で紹介するなら、「仕事において、成長し成果を上げるための方法と考え方について教えてくれる本」です。

 

本書は、大学で使われる専門書のような、哲学書のような文体のため、読み応えのある本です。

ちなみに僕は、本書を読むのに、4時間2分かかってます。

 

2020年5月現在、経営学者のドラッカーの書籍を読み進めています。

本書は、自己啓発に関する本です。

 

自己啓発書はいろいろあると思います。

本書の特徴は、「仕事」を中心としている点だと思います。

「人生」を中心としている自己啓発書もありますが、本書は「仕事」です。

 

僕は、2021年から個人事業主として生きていく予定です。

つまり、人生を仕事にするようなものだと思ってます。

そのため、人生よりも仕事を中心とした自己啓発書を読みたいと思っていました。

それが本書を手にとったきっかけの1つです。

 

本書は5部構成なのですが、1部は一番難しかった‥。

この部分だけは大学教授が書くような言い回しが多いです。

マルクスとか革命とか‥。

 

それを抜けたあと、3部が一番面白かったです。

この3部だけは、1週間に1度、もしくは1ヶ月に1度は読み直そうと思ってます。

ドラッカーが経営学者として有名になるために行ってきた考え方が書かれています。

真似したいと思うようなものばかりでした。

 

このように、本書では、ドラッカーが自己を成長させるために行ったことや、そこから得られた考え方を教えてくれます。

仕事において成長し、成果を出したいと思っている人に本書をオススメします。

 

それでは本記事で、僕が本書から学んだことをご紹介していきます。



 

 

1. 「プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか(著者:P. F. ドラッカー)」のレビュー

  • 1-1. 本のタイトルについて
  • 1-2. 著者について
  • 1-3. 目次と概要について
  • 1-4. 僕が学んだこと

 

「プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか(著者:P. F. ドラッカー)」についてレビューします。

1-1. 本のタイトルについて

本のタイトルは、「プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか」です。

 

タイトルの「いかに成果をあげ、成長するか」のとおり、本書は自己啓発書の部類になると思います。

ただ、他のドラッカーの本と同様、経営書の位置付けにもなってます。

経営者や企業家としての心構えが書かれている本です。

 

原著について

本書は翻訳本で、原題は「THE ESSENTIAL DRUCKER ON INDIVIDUALS: TO PERFORM, TO CONTRIBUTE AND TO ACHIEVE」のように思われるのですが、アマゾンで検索しても出てきません

 

本書は今までのドラッカーの本からの引用が多いようですが、そのまま抜き出した寄せ集めの本というわけではなく、ドラッカーが加筆、削除、修正を加えているそうです。

 

もしかしたら、日本だけのために書いた本であり、そのほかの国では発売していないのかもしれません。

 

1-2. 著者について

著者は、「P. F. ドラッカー」です。

 

2005年に亡くなられており、運営しているウェブサイトやTwitterアカウントは見つけることができませんでした。

 

経歴

「P. F. ドラッカー」の経歴については、本書によると以下のとおりです。

 

米国クレアモント大学院大学教授として、社会科学と経営学を教える。これまで31冊の著作を刊行し、ビジネス界にもっとも影響力を持つ思想家の一人として知られている。

プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか

 

本書は大学教授が書いた本となります。

 

1-3. 目次と概要について

本書の目次は以下のとおりです。

タイトル
1-1 ポスト資本主義社会への転換
1-2 新しい社会の主役は誰か
2-1 生産性をいかにして高めるか
2-2 なぜ成果があがらないのか
2-3 貢献を重視する
3-1 私の人生を変えた7つの経験
3-2 自らの強みを知る
3-3 時間を管理する
3-4 もっとも重要なことに集中せよ
4-1 意思決定の秘訣
4-2 優れたコミュニケーションとは何か
4-3 情報と組織
4-4 仕事としてのリーダーシップ
4-5 人の強みを生かす
4-6 イノベーションの原理と方法
5-1 人生をマネジメントする
5-2 "教育ある人間"が社会をつくる
5-3 何によって憶えられたいか
付章 eコマースが意味するもの
- IT革命の先に何があるか

 

「だ・である調」

本書は、「です・ます調」ではなく、「だ・である調」です。

本ブログのような「○○です。」ではなく、「○○である。」という文です。

 

本書は、大学で使われる専門書のような、哲学書のような文体のため、読み応えのある本になってます。

 

概要

本書は、仕事に関する本です。

「仕事」といっても、日々の仕事に役立つテクニック集ではなく、考え方を学べる本です。

主に、仕事における自己啓発、つまり、自己を成長させ成果を出す方法や考え方を学ぶことができます。

 

責任を持つことでドラッカーの言いたいことをすべて実現できる

ドラッカーの本をいろいろ読んできて、僕が大事だと思ったことは以下の3つです。

 

  1. 顧客のことを考える(マーケティング)
  2. 世の中の変化をとらえる(イノベーション)
  3. 責任を持つ

 

本書も含め、どの本でも共通しているのが3番目の責任を持つことです。

ドラッカーの本では、「生産性を上げる」「成果を上げる」「顧客のことを考える」などいろいろなことが書かれていますが、どれも、「責任を持つ」ことを意識すれば、実現できると思いました。

 

何に対して責任を持つか、です。

 

生産性を上げたり、成果を上げるためには、自部署が会社全体の成果の一部となるために、自部署の成果に責任を持つことです。

責任を感じれば、必然的に、生産性をあげたり成果を上げようとします。

 

顧客の満足に対して責任を持つことで、顧客のことを考えてサービス提供しようと考えるはずです。

 

責任を持たなければ、そのような行動を取れないと思います。

 

成功の鍵は、責任である。自らに責任をもたせることである。あらゆることがそこから始まる。大事なことは、地位ではなく責任である。責任ある存在になるということは、真剣に仕事に取り組むということであり、成長の必要性を認識するということである。

プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか

 

自身の仕事だけでなく、ブログやブログの記事も、ツイッターアカウントやツイート内容も、すべて責任を持つべきです。

責任を持って行動することで、自然と、ドラッカーが言いたいことを実現していけると思いました。

 

自己を成長させ、成果を上げ、社会貢献するために、日々の行動すべてに対して責任を持つことを忘れないようにしたいと思います。

 

完璧さ、完全さを求める

僕はサラリーパーソン時代(2007年〜2018年)、完璧さよりもスピードを出すように教えられました。

 

  • 資料は40%レベルで上司に見せる
  • そして資料の方向性が間違っていないか上司に確認する

 

100%の資料を作ろうとすると時間がかかります。

その資料が間違っていたら修正することになり、時間がムダになります。

そのため、40%くらいの資料を作り、上司に方向性が間違っていないか確認するべきだという教えでした。

 

僕はその教えは間違っていないと思います。

ただ、最後までそれをやってしまう自分がいました。

 

また、資料だけでなく、あらゆる仕事がスピードの方が大事だと認識され、少しいい加減のまま進めてしまうのです。

悪い癖になっていきました。

 

それにより仕事の遅れが減ってはいきましたが、良質な結果が得られたとは思いません。

ただ、上記のことをしなければ、仕事が遅れまくって結果が得られないこともあったと思います。

 

スピードと質はトレードオフかもしれませんが、僕は、完璧さを求めるべきだと思い始めました。

中途半端で仕事を進めるのはやはり良くない。

時間がかかっても、責任を持って仕事をするために、完璧さを求めたいと思ってます。

 

ちょうどそのころ、まさにその完全とは何かを教えてくれる一つの物語を読んだ。ギリシャの彫刻家フェイディアスの話だった。‥だが彫像の完成後、フェイディアスの請求書に対し、アテネの会計官は支払いを拒んだ。「彫像の背中は見えない。誰にも見えない部分まで彫って、請求してくるとは何ごとか」と言った。それに対して、フェイディアスは次のように答えた。「そんなことはない。神々が見ている」。
‥私が気づいたところでは、成果をあげ続ける人は、フェイディアスと同じ仕事観をもっている。つまり神々が見ているという考え方である。彼らは、流すような仕事はしたがらない。仕事において真摯さを重視する。ということは、誇りをもち、完全を求めるということである。

プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか

 

確かに仕事すべてについて、完全さを求めるのは難しいのかもしれません。

時間がいくらあっても足りないからです。

ただ、それは、不要な仕事を捨てるという方法で解決されます。

 

本書でも、必要な仕事と不要な仕事を判断して、必要な仕事だけに集中することを勧めています。

 

こうすることで、その必要な仕事は完全さを得ることになり、成果が上がっていくのだと思います。

成長したい人にオススメ

仕事において成果を上げる、仕事術のような本もたくさんあると思います。

効率的な方法やテクニックを教えてくれる本です。

 

本書はテクニックではなく、考え方が主です。

それは、テクニックだと、あらゆる仕事に適用できないからだと思います。

 

この世にはいろいろな種類の仕事があるわけなので、すべての種類に共通するテクニックがあるわけではありません。

また、それぞれの仕事ごとにテクニック本が出てくるとしても、その本に出会うまで読み続けないといけません。

 

それよりは、その考え方を学び、自分で作り出すべきだと思います。

その方が安く早く見つけることができます。

 

本書は、その助けとなる本です。

自己を成長させ、仕事で成果を上げるための考え方が学べる本となりますので、成長したい、成果を上げたい人に、オススメしたいと思います。

 

1-4. 僕が学んだこと

本書の内容とともに、僕が学んだことをまとめていきたいと思います。

 

①仕事の仕方も勉強方法も、人それぞれ

僕は英語の勉強を大学卒業後、ずっとし続けています。

‥というよりは、始めては辞め、初めては辞め‥を繰り返しています。

まだペラペラ喋ることはできません😅。

 

さて、英語の勉強ですが、勉強方法を探していると、いろいろ方法が出てきます。

 

  • 文法の勉強はムダだ
  • 文法の勉強は必要だ
  • 赤ちゃんと同じように聞くことから始めるべきだ
  • 大人は赤ちゃんとは違うから聞くことから始めてもムダだ

 

それぞれ相反する主張です。

 

「どっちが正しいんや!」と思っていたのですが、どっちも正解なんだなと思うようになりました。

つまり、人それぞれやり方があり、主張者はその主張で英語を使えるようになっただけだということです。

 

学び方は何種類もある。ベートーヴェンのように、膨大なメモをとることによって学ぶ人がいる。GMのスローンは会議中にメモをとらなかった。なかには、自分が話すのを自分が聞いて、学ぶ人がいる。あるいは、実際に仕事をしつつ学ぶ人がいる。

プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか

 

仕事も勉強方法と一緒で、その人にあったやり方があるのだと思います。

 

「仕事中にメモを取らないとは何事か!」という前に、いったんメモを取らないその人の様子を見るべきです。

メモを取らない方が頭に残しやすい人なのかもしれません。

そのまま仕事のやり方を聞いてこずに、仕事ができていれば問題ないはずです。

 

自分のやり方が一番だということはないと思いました。

その人にはその人のやり方があり、それがベストなのだと。

 

そういう意味では、仕事や勉強方法を学ぶ時も、他の人の意見に惑わされずに、自分が良いと思ったら続けようと思います。

結果が出ない時に初めて、その方法がよくなかったと判断され、次の方法を試せばいいだけです。

最初から、やりもせずに判断することのないようにしたいです。

 

②仕事で発揮できる分野も、人それぞれ

最近、AI(人工知能)の発展に伴い、仕事の変化が起こるため、サラリーマンでいられなくという主張が多いです。

ただ、「世の中のすべての人が起業家になるべき」「サラリーマンはもうオワコン(終わったコンテンツ)」というのは少し違うと思ってます。

 

世の中の人全員が、起業家として成果を発揮できるわけではないです。

起業家のもとで、起業家の仕事をサラリーマンとして助ける人がいても問題ないと思います。

AIができない仕事を探し、それをやればいいだけです。

 

ナンバー・ツーとして活躍していたが、トップになったとたん挫折する人がいる。トップの座には、意思決定の能力が必要である。強力なトップは、信頼できる助力者としてナンバー・ツーを必要とする。ナンバー・ツーはナンバー・ツーとして最高の仕事をする。ところが、トップの跡を継いだとたん、仕事ができない。意思決定すべきことは理解しているが、意思決定の重荷を負えない。

プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか

 

ドラッカーは、「人の強みを活かす」ことを主張しています。

弱みではなく強みを見て、強みをあつめて成果を上げるという方法です。

 

その人にはその人の強みがあるはずです。

ナンバー・ツーが性に合っている人もいるはずです。

みんながみんな、社長になる必要もないと思います。

 

それが組織というものだと分かりました。

また、組織だけでなく、社会もそうです。

みんながみんな、政治家が得意ではないし、芸達者ではないし、電気に詳しいわけではないし、パソコンに詳しいわけではないです。

それぞれの強みを活かした組織で働き、それぞれの強みを活かした組織が社会貢献しているのが社会だと思います。

 

その一員になれればいいと思います。

別にサラリーマンでも起業家でもどちらでもいいはずです。

 

僕は起業家の道を選びましたが、サラリーマンと一緒に社会貢献していくべきだと思いました。

 

2. 終わりに

本書を読むだけで成長するわけではありません。

本書を読み、考え方を理解し、その考え方で行動を起こすことで初めて成長していきます。

 

その結果はすぐにはお見せすることはできません。

ただ、僕は本書のパート3が、自身を高めてくれる言葉だと思ってます。

そのため、何度も読み直そうと思ってます。

そして行動します。

 

いつか、本書を読んで、自己を成長させることができたと証明できればいいと思ってます。

 

同じように、仕事において、自己成長し、成果を出したいと思っている人は、ぜひ本書を手に取ってみてください。

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