【22冊目】「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法(著者:クリス・ギレボー)」

記事まとめ

  • 「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法(著者:クリス・ギレボー)」の本をまとめた
  • 本書を読むことで、「起業とは、予算100万円など大掛かりなものばかりではなく、小さなものもあり、誰でもちょっとしたアイデアで始められる」ということを学んだ
  • 起業の計画はないが、会社に属して生計を立てることに疑問を持ち始めている人に本書をオススメしたい

 

「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法(著者:クリス・ギレボー)」を読みました。

本書について一言で紹介するなら、「小さな予算で始められて、必要十分な収入を得ることができる起業の実例やそのやり方を教えてくれる本」です。

 

本書は、「総資産1000億円」とか「ハイテク企業」とか、そういった用語は出てきません。

将来的に会社を大きくして、東証一部に上場して‥、というような起業ではなく、もっと小さな起業です。

 

タイトルどおり、1万円前後の予算で始めるような起業であり、年収も500万円〜数千万円という範囲です。

 

何百人の従業員を抱えた企業ではなく、1人もしくは数人で実施できる範囲の起業です。

 

そのくらいの大きさの起業の実例が数多く紹介され、また、起業した後に、どのようにマーケティングをしていくべきかというようなアドバイスも含まれています。

 

IT用語とかマーケティング用語とかの専門用語は出てこないため、気軽に読める本です。

ちなみに僕は、本書を読み終えるのに、92分(1時間32分)かかりました。

 

起業の計画がある人より、まったく起業のことを考えてない人が読む本だと思います。

 

起業は考えてなくて、「今の会社の仕事がどうも納得できていない」「副業をしたい」「稼ぐ仕組みを作りたい」という悩みを持った人が読む本です。

 

本書を読むと、「こんな小さなことでも起業になるんだ(稼げるんだ)」という発見があると思いますので、何か新しいことで稼ぎたいと思っている人にオススメします。

 

それでは本記事で、僕が本書から学んだことをご紹介していきます。



 

 

1. 「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法(著者:クリス・ギレボー)」のレビュー

  • 1-1. 本のタイトルについて
  • 1-2. 著者について
  • 1-3. 目次と概要について
  • 1-4. 僕が学んだこと

 

「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法(著者:クリス・ギレボー)」についてレビューします。

1-1. 本のタイトルについて

本のタイトルは、「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」です。

 

タイトルの「1万円起業」というように、大きなビジネス(数億円規模)を起こすような話ではなく、もっと小さな年収500万円〜3000万円くらいのビジネスを起こす話です。

 

原著について

本書は翻訳本です。

原題は「The $100 Startup: Fire Your Boss, Do What You Love and Work Better To Live More」です。

 

Do What You Love and Work Better」ということで、「好きなことで稼ごう」というコンセプトに近い本です。



 

 

1-2. 著者について

著者は、「クリス・ギレボー」です。

以下のウェブサイトを運営しているようです。

CHRIS GUILLEBEAU

本書に関連するウェブサイトは以下です。

THE $100 STARTUP

 

また、Twitterアカウントは以下のようです。

Chris Guillebeau(@chrisguillebeau)

 

経歴

「クリス・ギレボー」の経歴については、本書によると以下のとおりです。

 

作家、起業家、トラベラー。オンライン出版から西アフリカでの社会起業に至るまで、さまざまな場所であらゆる形のビジネスを生み出し続ける。

1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法

 

起業経験者が書いた本となります。

 

1-3. 目次と概要について

本書の目次は以下のとおりです。

タイトル
第1章 自分を再発見しよう
あなたが「やってきたこと」には必ず別の使い道がある
第2章 「魚」を与えよ!
幸せを箱に入れて売る方法
第3章 情熱だけでは成功しない
あなたのしたいことを他人がほしがるものにリンクさせよう
第4章 ノマド起業の真実
場所にとらわれない働き方をしたい?本当に?
第5章 顧客の年齢層を調べるな
あなたの顧客には共通点がある。ただしそれは古臭い分類には当てはまらない
第6章 ビジネスプランはA4用紙1枚に
あなたのミッション宣言がこの1文よりずっと長いなら、それは長すぎるかもしれない
第7章 断れないオファー
「ほしい!」と言わせるまでの完全ガイド
第8章 本日販売!
「待ってました」と思わせる準備から「買ってよかった」と言われるフォローまで
第9章 売り込みは穏やかに
宣伝はセックスのようなものだ。負け犬だけがそのためにお金を払う
第10章 儲かり続けなければ仕事じゃない
安定した収入を実現する仕組みづくり
第11章 収入を倍増させる微調整
順調に進みはじめたときこそ、やり方を見直そう
第12章 自分をフランチャイズしよう
もっと楽しく、もっと稼ぐためにあなたのクローンをつくる方法
第13章 大きくなるのはいいこと?
事業を成長させるべきか、させざるべきか。それが問題だ
第14章 あなたはもう、いちばんの専門家!
たとえ屋根が崩れ落ちてきてもチャンスに変わる

 

「だ・である調」

本書は、「です・ます調」ではなく、「だ・である調」です。

本ブログのような「○○です。」ではなく、「○○である。」という文です。

 

IT用語やマーケティング用語などはほとんど出てきません。

そのため、非常に読みやすい本となってます。

 

概要

本書は、日常生活ではなく、仕事に関する本です。

仕事に関する中でも、起業に関する本です。

 

「起業」と聞くと、「予算100万円」「失敗したら地獄」「寝る間を惜しんで働く」「株を公開して億万長者になる」などのイメージがあると思います。

 

本書でいう起業はまったく違います。

もっと小さい範囲の起業です。

 

年収500万円〜3000万円くらいを稼ぐ起業家が実例として出てきます。

生活費を稼ぐくらいの範囲です。

 

起業資金もタイトルどおり、1万円とか10万円とかその程度のレベルです。

 

基本的には、「自分が好きなこと」「こだわっていたこと」「自分が不便と思っていたこと」をビジネスに変えたような人たちです。

 

日々、趣味だったり、自分のためにやっていたことを延長し起業した、という流れがほとんどです。

 

そのため、「自分でもできるんじゃないか?」と思わせてくれるような実例がたくさん載ってます。

 

当然、アイデアが必要ですし、行動力も必要です。

 

ただ、「起業って何をすればいいのか思い浮かばない‥」というような人にとっては非常に参考になる本だと思います。

 

「空飛ぶ車を作らないと!」というような、大掛かりなアイデアは必要ないことに気づかせてくれます。

 

起業後に使えるようなアクションステップもある

さまざまな起業の例を前半に紹介しているのですが、後半はアクションステップのような、「具体的にこのように進めてみましょう」という演習のようなものがあります。

 

例えば、ハリウッド映画に学ぶ新作発表の手順です。

 

ハリウッド映画に学ぶ新作発表の手順
ステップ① まず、「とにかくすごい」だけを伝える
ステップ② なぜこのプロジェクトは重要か
ステップ③ 具体的な発売情報
ステップ④ さあ、発売はもうすぐです!
ステップ⑤ やった!いよいよだ
ステップ⑥ リアルタイム情報を発信
ステップ⑦ チャンスをお見逃しなく - 終了期限を伝える
ステップ⑧ 「ありがとう、また会いましょう」

 

いわゆるマーケティング手法の説明です。

細かいテクニックは別の本が詳しいですが、大枠のイメージをするためにはちょうど良い説明となってます。

 

そのほか、「A4用紙1枚にビジネスプランを作ろう」というアクションステップもあり、空欄を埋めながら作っていくようなものもあります。

 

このように、起業の実例だけでなく、起業後に読み返して使用できるような本となってます。

「会社員としての自分」に悩んでいる人にオススメ

起業を計画している人であれば、そのような本を読んだり、そもそもアイデアのようなものもざっくり浮かんでいると思われます。

 

本書はそういう人より、起業をまったく考えていない人が読むと良い本だと思ってます。

 

「会社員としての仕事がつらい」「副業として稼ぎが欲しい」「起業で何をするか例を知りたい」というような悩みを持っている人たちです。

 

このような人たちが本書を読むことで、「起業ってそれほど大きなことではないんだ」と気づかせてくれると思います。

 

会社員として悩んでいる人や主婦、学生などの中で、「自分には起業は縁がない」と思っている人たちにこそ、オススメできる本だと思います。

 

1-4. 僕が学んだこと

本書の内容とともに、僕が学んだことをまとめていきたいと思います。

 

①特定分野のエキスパートになるより、複数分野の知識を得る

僕は元ネットワークエンジニアですが、トップクラスのエンジニアにはなれませんでした。

トップクラスの人たちはレベルが違いすぎました。

 

そんな僕がどうやって勝ち進めるか?

 

その答えが、複数の分野の知識やスキルを得ることだと思います。

 

ネットワークエンジニアの知識だけでなく、それ以外の知識やスキルを身につける方法です。

 

以下は、アメリカの人気コミック『ディルバート』の作者スコット・アダムスの言葉です。

 

世の中には僕よりすぐれた芸術家や才能ある書き手、面白いことを考えるユーモア作家、経験豊富なビジネスマンは山ほどいる。めずらしいのは、その4つのささやかな能力が1人の人間に集まったことだ。

1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法

 

1つの特定の分野を極めることは、比較的簡単だと思っています。

あくまでも「比較的」です。

なぜなら、24時間365日、その分野だけを考えればいいので、取り組みやすいからです。

 

取り組みやすいとなると当然、みんなやります。

つまり、同じような人はたくさんいることになり、その中でトップに立つか、もしくは負けて埋もれるかどっちかでしょう。

 

そこで、まったく新しい知識やスキルを手に入れる方が良いと思いました。

 

それぞれが中途半端な知識になるかもしれませんが、それでも、上記引用文のとおり、4つの知識が集まった人は希少価値が高いです。

 

多くの人の中で埋もれずに、頭ひとつ飛び出し、目立つことができます。

 

「1つのことを極めても勝てない(才能なり取り組める時間なりが原因で)」と思ったのであれば、別の方法で勝負するのは悪い選択ではないと考えてます。

 

②顧客には魚の釣り方ではなく、魚を与える

顧客は、本当は方法よりその結果が欲しいのだということを忘れないようにしたいと思います。

 

「英語の勉強方法が知りたいのではなく、本当は英語を話したい」

「お金の稼ぎ方を知りたいのではなく、本当はお金が欲しい」

 

英語を話すスキルとお金を与えることは難しい場合が多いため、その方法を提供するしかないのですが、それでも、本来は何が欲しいのかをよく考えて顧客と接することが重要だと感じました。

 

実をいうと、うまくいかないビジネスの多くは、このシェフのようなことをしているのだ。つまり、顧客に完全なサービスを提供するかわりに、顧客にも舞台裏を見せ、作業をしてもらったほうがいいだろうと考えてしまっている。
‥よく知られたことわざに、「人に魚を捕ってやれば、その人は一日生きられる。魚の捕り方を教えれば、その人は一生生きられる」というものがあるが、これがすべての元凶だろう。
‥ほとんどの顧客は、魚の捕り方を習いたいとは思っていない。1週間休みなく働いたあとでレストランに行くのは、何もかもやってもらいたいからだ。

1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法

 

顧客から見ると、製品やサービスの裏事情はどうでもいい人が大半だと思います。

 

メーカーが忙しかろうと残業しようと、「もっと効率的にやればいいんじゃない?」と思うだけで、深く同情してくれる人は少ないと思います。

顧客はサービスが欲しいだけですので、他のメーカーのサービスでもいいわけですから。

 

他にも、サービス提供側の都合(システムの都合など)で、契約手続きが不便だったり、顧客の手をわずらわせる仕組みになっているのであれば考え直す必要があると感じました。

 

顧客はとにかく、裏事情や手続きとかはどうでもよく、魚(サービス)が欲しいだけなんだと強く認識しておこうと思いました。

 

③自分の悩みを解決すればいい

ビジネス(製品、サービス)とは、他人の問題を解決するものだという認識です。

ただ、「他人」ではなく、「自分」でもいいのだと学びました。

 

「音楽教師は経営管理などやりたがりません。ただ音楽を教えたいだけです」
ブランドンは言う。
「でも、音楽教師の平均的な1日のなかで、管理業務はかなりの時間を占めています」
‥当初、ブランドンはビジネスを始めるつもりはなかった。ただ、「混乱した音楽教師の悩み」と名づけた自分の問題を解決したかっただけだ。

1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法

 

自分の悩みはみんなの悩みかもしれません。

 

だから、とにかく自分が不便だと感じたことを解決していけばいいだけだと思いました。

それが、ビジネスにつながるはずです。

 

今後は、他人ではなく、自分の問題解決に目を向けたいと思うようになりました。

 

2. 終わりに

「起業」は恐いというイメージが強いと思います。

失敗したら、借金地獄になり、人生が終わるというイメージです。

 

本書を読むと、そのような認識はなくなると思います。

本書で紹介する起業は失敗しても、大してダメージは受けないです。

 

すぐに、サラリーマン/ウーマンとして、復帰も可能でしょう。

借金を背負うまでいかないです。

起業資金も1万円程度で良いですしね。

 

休日に副業として開始したいという気軽な起業のイメージでいいと思います。

 

「もし成功すればいいな」くらいの気持ちで、起業を開始したいと思う人にとっては、本書は有益な本になると思いますのでオススメです。

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