【62冊目】「知れば知るほど得する税金の本(著者:出口 秀樹)」

記事まとめ

  • 「知れば知るほど得する税金の本(著者:出口 秀樹)」の本をまとめた
  • 本書を読むことで、「税金のことを知っているか否かで、得や損をすることになる」ということを学んだ
  • 税金のことをさらっと知っておきたい人に本書をオススメしたい

 

「知れば知るほど得する税金の本(著者:出口 秀樹)」を読みました。

本書について一言で紹介するなら、「税金に関することを幅広く、そして、ちょっと深めに教えてくれる本」です。

 

本書は、金融や不動産に関する税金の話も出てきますが、全体として読みやすい本となってます。

ちなみに僕は、本書を読み終えるのに、2時間27分かかりました。

 

税金を納めることは義務です。

逃れることはできません。

ただ、法律的に払う額を減らせる場合もあります。

 

本書は、そういった、税金の全体象や得するための知恵を教えてくれる本です。

 

所得税の仕組みといった基本的な説明から、金融、不動産に関する税金の説明まで幅広く網羅されています。

より詳細に知りたい時は、その分野の本を読んだ方がいいと思います。

 

ただ、本書は広く浅くではなく、広く少し深くとなっています。

税金の仕組みだけを説明しているわけではなく、得する(損しない)ための説明があるからです。

 

社会人になったばかりの人や、起業や開業を考えている人が、税金の全体像を知るにはベストの本だと思います。

本書を読んで、さらに深く知りたいと思ったら、その分野の専門書を買えばいいと思います。

そのきっかけにするための本として、本書が良いと思いました。

 

それでは本記事で、僕が本書から学んだことをご紹介していきます。



 

 

1. 「知れば知るほど得する税金の本(著者:出口 秀樹)」のレビュー

  • 1-1. 本のタイトルについて
  • 1-2. 著者について
  • 1-3. 目次と概要について
  • 1-4. 僕が学んだこと

 

「知れば知るほど得する税金の本(著者:出口 秀樹)」についてレビューします。

1-1. 本のタイトルについて

本のタイトルは、「知れば知るほど得する税金の本」です。

 

タイトルのとおり、税金の仕組みだけでなく、得する知恵を教えてくれる本となっています。

 

1-2. 著者について

著者は、「出口 秀樹」さんです。

 

以下のウェブサイトを運営しているようです。

出口秀樹税理士事務所

 

Twitterアカウントは見つけることはできませんでした。

 

 

経歴

「出口 秀樹」さんの経歴については、本書によると以下のとおりです。

 

税理士。出口秀樹税理士事務所所長。
株式会社ドルフィンマネジメント代表取締役。

知れば知るほど得する税金の本

 

本書は、税理士が書いた本となります。

 

1-3. 目次と概要について

本書の目次は以下のとおりです。

タイトル
第1章 知っておきたい税金の基本の基本
第2章 サラリーマンでもできる!
毎年の所得税を少なくする方法
第3章 お金が貯まる人はここが違う!
金融投資にかかる税金と節税
第4章 知っていないと損をする!
不動産 買う時・売る時
第5章 ここで差が出る!
起業・副業の節税16の方法
第6章 これで安心!
税金を賢くおさえる相続と贈与の知恵
第7章 増税されても困らない!
消費税の基礎知識

 

「です・ます調」

本書は、「だ・である調」ではなく、「です・ます調」です。

本ブログのような「○○です。」という文です。

 

金融や不動産に関する税金の話も出てくるのですが、全体として読みやすい本となっています。

 

概要

本書は税金に関する本です。

税金の仕組みだけでなく、税金で損をしない(得をする)ための説明がふんだんに含まれています。

 

1つ1つの事柄については、もしかしたらインターネットで調べると出てくるかもしれません。

ただ、「調べる」ということは、疑問を持ったということです。

つまり、疑問を持たないと調べることができず、見つけることはできないです。

 

本書のように、「一般的な人たちが気にした方がいいだろうな」という税金の話をまとめた本を読むことで、生活していて気づけなかったことに気づくようになります

そういうきっかけを与えてくれる本として、本書を読むと良いと思いました。

 

ブログ運営についての税金

僕は2021年に個人事業者となるべく、現在、どのような事業をやっていくか検討中ですが、その中の1つにブログ運営があります。

 

ブログ運営は、「事業所得」と「雑所得」のどちらなのかは、本書を読む前に悩んでいました。

本書では、「事業所得」と「雑所得」について、以下のような説明がありました。

 

たまたま利益が出たものは、雑所得となりますが、最初から計画して継続して取引を行っているような場合は、「事業所得」となるのです。

知れば知るほど得する税金の本

 

サラリーパーソンが、たまに副業でネットオークションで売買したり、趣味のブログで収益が発生したら、雑所得になると思われます。

 

ただ、事業所得と雑所得は、「赤字」のときの取り扱いが全く違います

事業所得、つまり、事業としてブログ運営やネット売買をしている方が、メリットがあるということです。

 

給与所得、雑所得、事業所得は、総合課税のグループですので、合算して税金を計算することになりますが、この時に雑所得と事業所得の税務上の取り扱いで違いが生じます。それは、もし副業がマイナスになった時、雑所得であればそのマイナスを給与所得と相殺できないのです。
事業は、最初から儲かるかどうかはわかりません。
よって、もし赤字になったとしても他の所得と相殺ができるのですが、「雑所得」はたまたま儲かったものですので、最初から赤字が生じることを想定していないのです。

知れば知るほど得する税金の本

 

ブログ運営やネット売買が趣味ではなく、投資をして(お金を使って)実施しているのであれば、雑所得ではなく事業所得として整理していく方がいいと思います。

つまり、計画的に実施していくことですね。

 

そうすれば、いざ赤字となったときに、無駄に税金を払う必要がありませんからね。

 

ちなみに、「雑所得」「事業所得」だけでなく、利子所得や配当所得などの説明もしっかりあります。

いきなり、「雑所得」という用語が出てくるわけではなく、最初の方で説明されているのでご安心ください。

本書はしっかりと初心者向けの本となってます。

 

税金に関する知識を幅広く知りたい人にオススメ

本書を読むと、いろいろな事柄に税金がくっついているのだと分かりました。

また、知識として知っておくと知らないとでは、無駄な税金を払ってしまう可能性もあると感じました。

 

税金を払うことは悪いことではなく、気にせず払うほうが良いと思いますが、収入が安定しなかったり少なかったりするのであれば、できれば節税したいと思うものだと思います。

 

税金の基礎的なことや得する知識を得たいと思っている人に、本書をオススメしたいと思います。

 

1-4. 僕が学んだこと

本書の内容とともに、僕が学んだことをまとめていきたいと思います。

 

①投資用不動産は5年は手放さない方がいい

僕は投資用不動産を持っていませんし、持とうとも思っていません。

ただ、「余裕資金が増えてきたら、投資用不動産を持ちたいなぁ」という思いはあります。

 

その投資用不動産について、得する話がありましたので紹介します。

 

不動産を手放す際には、譲渡所得がかかるようですが、5年を超えた方が税金としては得するようです。

 

  • 譲渡所得 = 収入金額 - (取得費 + 譲渡費用)

 

税率ですが、長期譲渡と短期譲渡で異なります。長期譲渡は20%(所得税15%、住民税5%)、短期譲渡は39%(所得税30%、住民税9%)となっており、長期で保有しているほうが断然有利な税率となっています。
長期と短期を分ける基準は、「5年」です。
‥ただ、その5年のカウントの仕方が少々わかりにくいです。
税法では長期譲渡を、「その不動産を売却した年の1月1日で5年超」としています。

知れば知るほど得する税金の本

 

5年保持した後に売却した方が、税金がお得になるようです。

5年というのは、以下のようになります。

 

平成29年中に不動産を売却した場合
平成23年12月31日以前に購入 → 長期譲渡
平成24年1月1日以後に購入 → 短期譲渡

 

投資用不動産を手放すタイミングは、状況により変わり、5年以上にすることなど調整しづらいと思いますが、1つの目安として、「5年」という数字は覚えておこうと思いました。

 

②小規模企業共済を利用する

2020年5月現在、新型コロナウイルスの影響で、多くの人が被害を受けています。

この状況を眺めていると、個人事業者として2021年からスタートすることが怖くなりました。

 

単純に、自分の努力不足で事業ができなくなるのではなく、外部の影響が強く反映されることもあるのだと感じているからです。

 

そのように、事業を廃止する可能性も踏まえて、小規模企業共済に加入した方が良いと考えるようになりました。

 

個人事業主が事業を廃止した場合など、事業の第一線を退いた時に、それまで積み立ててきた掛金に応じた共済金を受け取ることができるのが共済制度です。掛け金はすべて所得控除の対象となりますので、まとまった金額の節税が可能です。掛け金の限度額は月7万円、年84万円まで控除の対象となります。

知れば知るほど得する税金の本

 

事業を開業中でも、控除として節税になります。

万一、事業を廃止することになっても、共済金を受けることができるので、加入することを検討したいと思ってます。

 

③個人事業主が自家用車を売ったら消費税に対象になるかも‥

僕は個人事業主になったら、自家用車を事業で使用する予定です。

 

この場合、その自家用車を売却した時、消費税の課税対象になる可能性があるということでした。

 

消費税の課税対象となるのは、「国内において、事業者が事業として行った資産の譲渡等」でした。‥個人事業を行っていて、自家用車を事業で使用している場合は、事業者が事業として行っているということになりますので、消費税の課税対象となります。

知れば知るほど得する税金の本

 

ただし、消費税の課税になるのかどうかは、免税制度があります。

2年前の、課税対象となる売上高が1000万円以上かどうかです。

 

消費税の免税を判定する場合は、2年前の消費税の課税対象とする売上高で判定します。その金額は1000万円で、それ以下の場合は免税事業者となります。この2年前の期間のことを"基準期間"といいます。
基準期間の課税売上高が1000万円を超えると、2年後は課税事業者となり、消費税の申告、納税をしなければなりません。

知れば知るほど得する税金の本

 

事業として、「課税対象の売上があるかどうか」が判断ポイントですね。

 

僕は事業の1つにブログ運営、つまり、Googleアドセンスという広告収入を考えています。

この売り上げについて、もう少し調べる必要がありますが、インターネットで調べた限り、「非課税売上」でした。

つまり、1000万円を超えても、課税事業者になることはなさそうです。

 

いくつか事業をしようと思っているので、別の事業は対象になる可能性もあります。

常に最新情報を入手し、チェックし続けないと、追加納税などのペナルティになる可能性があるので、注意したいと思います。

 

2. 終わりに

サラリーパーソンのとき(2007年〜2018年)は、税金についてほとんど調べることはなかったです。

節税のために保険に入ろうと思うこともなく、稼いだ分だけ税金を払っていました。

 

収入が低すぎて生活できないというわけではなかったので、気にする必要がなかったためだと思います。

 

2021年から個人事業主として挑戦予定ですが、当然ですが、最初は、収入はほとんどないと思います。

そのため、できれば節税をして、生活に影響が出ないようにしたいと思ってます。

 

節税するかしないかは、基本的には情報を知っているか否かだと思います。

 

法律を知り、正しく節税すれば、誰にも迷惑をかけずに生活できます。

 

本書は、税金について幅広く知るための本です。

節税だけでなく、税金の全体像を知っておきたいと思っている人は、ぜひ本書を手にとってみてください。

おすすめの記事