【82冊目】「『六法』の超基本がわかる物語 もしも世界に法律がなかったら(著者:木山 泰嗣)」

記事まとめ

  • 「『六法』の超基本がわかる物語 もしも世界に法律がなかったら(著者:木山 泰嗣)」の本をまとめた
  • 本書を読むことで、「六法は、人が安全に生きていくために必要な決まり事だ」ということを学んだ
  • 六法のそれぞれの違いを物語を読みながら学びたい人に本書をオススメしたい

 

「『六法』の超基本がわかる物語 もしも世界に法律がなかったら(著者:木山 泰嗣)」を読みました。

本書について一言で紹介するなら、「物語形式で、六法の違いを教えてくれる本」です。

 

本書は、法律の本ですが、ほとんどの用語にはふりがながついているため、読みやすい本となってます。

ちなみに僕は、本書を読み終えるのに、2時間23分かかりました。

 

僕は今まで法律をまったく学んできませんでした。

小学校か中学校の授業で、憲法の話は出てきたと思います。

そのほか、ネットワークエンジニアとして働いていたときの資格試験(工事担任者、伝送交換主任技術者)として、電気通信事業法を学んだくらいです。

 

本書で語られるのは以下の六法です。

  1. 憲法
  2. 民法
  3. 刑法
  4. 商法
  5. 民事訴訟法
  6. 刑事訴訟法

 

日々の生活でこれらの法律の話題がニュースで出てくると思います。

本書を読むことで、そういった内容が、六法のどれに該当するかが分かるようになります。

 

また、ドラマを見るのが楽しめるようになると思います。

僕は、「HERO」という検察官のドラマが好きですが、その中で何度も出てきた用語である、「逮捕、送検、勾留、起訴」が、刑事訴訟法に関係するということが分かるようになりました。

 

本書では、各法律がない世界の場合、どのような不幸が不都合が待ち受けているかを、物語形式で説明しています。

物語、物語の解説、六法の条文とその解説、のような3段階になってます。

 

法律は、人々が生活する中で、大変重要なものであることが物語を通じて分かるようになりました。

また、気になる法律(僕は民法)はもう少し勉強したいと思うようになりました。

 

六法を知るきっかけとして、最初の1冊に本書がオススメです。

 

それでは本記事で、僕が本書から学んだことをご紹介していきます。



 

1. 「『六法』の超基本がわかる物語 もしも世界に法律がなかったら(著者:木山 泰嗣)」のレビュー

  • 1-1. 本のタイトルについて
  • 1-2. 著者について
  • 1-3. 目次と概要について
  • 1-4. 僕が学んだこと

 

「『六法』の超基本がわかる物語 もしも世界に法律がなかったら(著者:木山 泰嗣)」についてレビューします。

1-1. 本のタイトルについて

本のタイトルは、「『六法』の超基本がわかる物語 もしも世界に法律がなかったら」です。

 

タイトルの「超基本」というとおり、六法の各法律から、3〜5条文だけ抜き出して、詳しく説明しています。

 

また、中学生にも読めるように工夫しているらしく、中学生以上で習うような漢字には、ふりがながついてます。

ほとんどの用語にふりがながついていますので、法律の本ですが、読みにくさはまったくないと思います。

 

1-2. 著者について

著者は、「木山 泰嗣」さんです。

 

以下のウェブサイトを運営しているようです。

税務訴訟Q&A(弁護士 木山泰嗣 のブログ)

 

Twitterアカウントは以下です。

木山泰嗣(きやま ひろつぐ)(@kiyamahirotsugu)

 

経歴

「木山 泰嗣」さんの経歴については、本書によると以下のとおりです。

 

1974年横浜生まれ。青山学院大学法学部教授(税法)。

『六法』の超基本がわかる物語 もしも世界に法律がなかったら

 

本書は、法学部教授が書いた本です。

 

1-3. 目次と概要について

本書の目次は以下のとおりです。

タイトル
プロローグ 謎の老人ジャスとの出会い
第1章 もしも憲法がなかったら
第2章 もしも民放がなかったら
第3章 もしも刑法がなかったら
第4章 もしも刑事訴訟法がなかったら
第5章 もしも民事訴訟法がなかったら
第6章 もしも商法(会社法)がなかったら
エピローグ もしも法律があったら‥!?

 

「だ・である調」

本書は、「です・ます調」ではなく、「だ・である調」です。

本ブログのような「○○です。」という文ではなく、「〇〇である」という文です。

 

法律の本ですが、ほとんどの用語にはふりがながついているため、読みやすい本となっています。

 

概要

本書は法律に関する本です。

物語形式で六法の違いが分かるようになっていますが、説明形式で解説する文章も含まれています

六法の各法律がなかった場合、どんなことが起きるのかを物語形式で理解し、その後、詳しい解説で、その法律の条文を解説するスタイルです。

 

女子中学生の主人公が、謎の人物に、法律がない世界に飛ばされ、いろいろ事件に巻き込まれていきます。

その事件は、法律がある私たちの世界では当たり前のように「事件」ですが、法律がない世界では「事件」としては取り上げられません。

法律がないため、「事件」になるための判断基準がないからです。

そういった世界がどれほど恐ろしいかが分かるような物語となってます。

 

六法の中でも憲法だけ他と違う

六法はすべて、人々の生活を守るものだとわかりました。

そして、憲法だけが、他の5法とは少しだけ違うというのもわかりました。

 

「憲法は、わたしたちに自由を与えるもの」であるのに対し、「(他の)法律は、わたしたちの自由を規制するもの」だからです。

『六法』の超基本がわかる物語 もしも世界に法律がなかったら

 

日本で生きていく中で、憲法がないと自由を制限されてしまいます。

本書の物語では、「銀行員の家計に生まれたら、銀行員に就職しないと逮捕」というような、ありえない出来事が発生していました。

他にも、引越しも自由にできない世界になってました。

 

憲法が自由を与えてくれているため、わたしたちは、仕事を選び、住む場所も選べるのです。

 

ただ、自由すぎるのもよくありません

例えば、刑法がなければ、他人を殺めた人が、罰則もなく自由に生活ができてしまいます。

また、刑法があっても、刑事訴訟法がなければ、裁判官が自由になるため、他人を殺めた人をなんとか捕まえて裁判にしたとしても、その人と裁判官がグルであったら、何の罰則もなく、開放されてしまいます。

 

このように、上記の例だと、刑法は人々の自由を規制し、刑事訴訟法は裁判官の自由を規制しています。

この規制がないと、大変な世の中になるのは想像できると思います。

 

憲法があるため、人は自由を手に入れることができたのですが、自由すぎると生活に支障をきたす場合もあるため、「民法」「刑法」「商法」「民事訴訟法」「刑事訴訟法」が必要であるということです。

 

憲法と民法を学びたいと思うようになった

どの法律も大事であり、知っておくと便利になることもあると思います。

ただ、特に、憲法と民法を詳しく知りたいと思うようになりました。

 

憲法は、人に自由を与えてくれるものです。

他人に自由を阻害していると判断されたら、憲法の条例をもって、反論することが可能になります。

 

また、民法は、犯罪ではなく、人と人とのトラブル(いざこざ)に関するものです。

 

「民事訴訟法」は、民と民の間の紛争をじゃな(民法を覚えとるかな?)、裁判所で解決するためのルールを定めたホウリツなんじゃ。
‥あくまで、民と民の争いじゃ、いざこざじゃ、トラブルじゃ。それを話し合っても解決できないときには、裁判所に「解決して下さい」って、民が持ち込むものなんじゃよ。

『六法』の超基本がわかる物語 もしも世界に法律がなかったら

 

みんなそうだと思いますが、「自分は犯罪は犯さない」と思っていると思います。

僕もそうです。

犯罪を起こさないし、犯罪を起こされにくいと思ってます。

それよりも、近所の人などとのトラブルの方が、巻き込まれやすいでしょう。

 

だから刑法より民法の方が、興味がわきました。

民事訴訟法は民法、刑事訴訟法は刑法に関係するため、民事訴訟法も気になります。

 

こうやって、学びたい対象を知るきっかけを本書から得られました。

 

六法の違いを知りたい人にオススメ

本書は「超基本」がわかる本ですので、弁護士になろうとしている人にはやさしすぎるかもしれません。

ただ、六法をまったく知らない人は、違いについてはわかるようになると思います。

 

日々のトラブルやニュースやドラマで出てくるトラブルについて、「これは刑法に当てはまるな」「これは民法だな」というような、判別はできるようになると思います。

 

本書を読んだ後、気になる法律があれば、また入門書を読んで理解を深めていけばいいと思います。

 

このように、六法のそれぞれの法律について、違いを理解したいと思っている人に、本書をオススメしたいと思います。

 

1-4. 僕が学んだこと

本書の内容とともに、僕が学んだことをまとめていきたいと思います。

 

①六法全書は六法だけではない

六法全書という名前から、六法だけが収録されていると思ったのですが、そうではないようです。

 

‥現在では法律の数は、約2000あります。『六法全書』といっても、実際に収録されているのは六法だけでなく、さまざまな法律です。

『六法』の超基本がわかる物語 もしも世界に法律がなかったら

 

本書を読んで、「弁護士を目指そう!」とは思わなかったのですが、「六法全書を買っておいておきたい」と思うようになりました。

すべてを1から読んでみて、気になる部分にだけ、線を引き、必要により活用したいなという感じです。

 

特に「民法」ですね。

民法だけが説明されている入門書や専門書を、趣味として、いや、生活におけるトラブルを解決するために読んでいきたいと思います。

 

2. 終わりに

僕は法律系のドラマが好きです。

「HERO」「リーガルハイ」「99.9-刑事専門弁護士-」あたりが、僕はお気に入りです。

 

それらのドラマの中でも、多少の用語は説明されていたかと思います。

でも、もっと詳しく知っていた方が、よりドラマを楽しめると思えるようになりました。

 

  • 逮捕してから48時間以内に送検しないといけない
  • 送検から24時間以内に勾留請求をするかどうか決めないといけない

 

これらの時間の制約は、ドラマの中でハラハラさせる要素になってます。

こういった内容が、他にも含まれているが、法律を知らないから見過ごしているものもあるのではないかと思ってます。

 

本書は六法の違いを教えてくれます。

それぞれの法律について、基本的なところを解説してくれます。

ドラマを楽しむという意味で法律を軽く知っておきたいと思っている人は、ぜひ本書を手にとってみてください。

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