【59冊目】「落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本(著者:李 顕史)」

記事まとめ

  • 「落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本(著者:李 顕史)」の本をまとめた
  • 本書を読むことで、「経費になるかどうかは、利益に結びつけるために必要であったという合理的な説明ができることが重要だ」ということを学んだ
  • 経費になるかどうか分からず迷うことが多い人に本書をオススメしたい

 

「落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本(著者:李 顕史)」を読みました。

本書について一言で紹介するなら、「どういうものがどういう場合であれば経費になるのかを教えてくれる本」です。

 

本書は、勘定科目などの用語はほとんど出てこず、読みやすい本となってます。

ちなみに僕は、本書を読み終えるのに、2時間59分かかりました。

 

僕は2021年1月に個人事業者になるべく、準備を行っています。

個人事業者になったら、青色申告をする予定のため、会計処理が必要になってきます。

つまり、帳簿作成です。

事業におけるお金の出入りを管理していくことになります。

 

その中で、経費になるもの/ならないものをしっかり区別しないといけません。

税務署の人が「これは経費だ」と認めるものを経費にしないと、後から追加で税金を払わないといけなくなりますからね。

 

本書は、事業を行う上でお金を使うことになる事柄について、それぞれ「これは経費になる」「これは経費にできないと思われる」「こういう場合なら経費になる」ということを教えてくれる本です。

 

「高級外車」「ビジネススーツ」「化粧品」「テレビ・ネット・電話」「出張時の食事代」「インフル予防接種」「社員旅行」などさまざまです。

 

その人の事業により、経費になるかどうかが変わると思いますので、本書に書かれていることが絶対だということではないと思いますが、参考になることが多いですし、経費になるかどうかの考え方(判断の仕方)を学べます。

 

そのため、経費になるかどうか迷うことが多い人に本書をオススメします。

 

それでは本記事で、僕が本書から学んだことをご紹介していきます。



 

1. 「落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本(著者:李 顕史)」のレビュー

  • 1-1. 本のタイトルについて
  • 1-2. 著者について
  • 1-3. 目次と概要について
  • 1-4. 僕が学んだこと

 

「落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本(著者:李 顕史)」についてレビューします。

1-1. 本のタイトルについて

本のタイトルは、「落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本」です。

 

タイトルの「経費になるならない」のとおり、事業におけるさまざまな事柄に対して、「これは経費になる」「これは経費にすることは難しい」ということを、理由を含めて教えてくれる本となります。

 

 

1-2. 著者について

著者は、「李 顕史」さんです。

 

以下のウェブサイトを運営しているようです。

李総合会計事務所

 

Twitterアカウントは以下です。

李顕史_金融が得意な税理士(@lee_kaikei)

 

 

経歴

「李 顕史」さんの経歴については、本書によると以下のとおりです。

 

税理士、公認会計士。東京出身、自営業の家庭に育つ。一橋大学商学部を卒業後、大手監査法人に入所。金融部に所属し、銀行・証券会社などを多く担当した。2010年に李総合会計事務所を設立、豊富な経験と得意なIT知識を活かし、顧客目線での経営アドバイスを提供する。

落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本

 

本書は、税理士が書いた本となります。

 

1-3. 目次と概要について

本書の目次は以下のとおりです。

タイトル
第1章 日常業務の経費
第2章 派生的業務の経費
第3章 環境づくり・準備の経費
第4章 業務外の経費

 

「です・ます調」

本書は、「だ・である調」ではなく、「です・ます調」です。

本ブログのような「○○です。」という文です。

 

節税の本ですが、勘定科目などの用語はほとんど出てこないため、読みやすい本となっています。

 

概要

本書は経費に関する本です。

つまり、節税に関する本と言っていいでしょう。

 

個人事業者やフリーランスの人が、事業活動において、経費として落とせるものと落とせないものがどういう考えで判断されるかを教えてくれます。

 

経費と認められるかどうかは、合理的な理由があるかどうか

経費になるかどうかは、結局は、税務署次第だと感じました。

 

税務署が「これは経費だ」と思えば経費です。

しっかり説明して、経費であることを納得してもらえれば経費になるわけです。

 

経費になるのは仕事で収益を得るために使ったお金に限られます。利益に結びついたという結果が必ずしも求められるわけではありませんが、少なくとも「利益に結びつけるためにはこれが必要だった」という意図は不可欠です。

落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本

 

あくまでも税務署の人の判断だと思います。

自分がどれだけ経費だと思っていても、税務署の人がそう思わなければダメだと思います。

その判断は、「社会通念」つまり、暗黙の了解のような、「誰が見てもそう思うこと」であるかどうかのようです。

 

仕事にどの程度高性能なパソコンが必要なのか。これはいわゆる社会通念に照らして判断するしかありませんね。MacBookが10万円以下から買えるこのご時世、最低限の事務作業なら4〜5万円のパソコンでも十分だともいえるでしょう。
ただもちろん、ギリギリのスペックでないと経費にならないわけではありません。

落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本

 

税務署の判断になると思われますが、事務作業のパソコンの場合、著者としては以下のような考えのようです。

 

  • 15〜20万円程度のパソコン → 経費OK
  • 上記のパソコンに20万円のグラフィックボードをオプションでつけた → 経費NG

 

「本当に仕事でグラフィックボードが必要なの?」」という質問に、合理的な説明ができれば良いということです。

 

とにかく、税務署の人が納得する説明ができるか否かになってくると思いました。

 

個人事業者(およびフリーランス)と法人は違う

経費というのは、個人事業者も法人も同じような考えだと思っていたのですが、一部異なる部分もあるようです。

 

例えば、個人事業者は、寄付を経費として認められることがないようです。

 

個人事業主の場合は、寄付金自体が経費に認められることはありません。

落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本

 

よく高額納税者が寄付をすると、「税金対策でしょ〜」なんて言われますが、個人事業主にはその言葉は当てはまらないということですね。

ただ、寄付された個人事業者じゃない高額納税者も、純粋な気持ちで寄付をしている人ばかりだと思いますけどね。

 

 

また、出張時の食事代も、個人事業主は経費にするのは難しそうです。

 

フリーランスや個人事業主はアウト。でも法人ならOKです。

落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本

 

経費にならない理由としては、「働いていようがいまいが、個人の食事代は業務と無関係に発生するものだから」です。

 

食事以外の交通費やホテル代は経費にできるようです。

 

もしどうしても経費にしたいのであれば、出張旅費規定を作って、日当を支払う方法があるそうです。

ただし、これは、法人しかできないようです。

 

「経費」の本が法人向けの本であれば、もしかしたら個人事業者には適用されないことが書いてあるかもしれないので、個人事業者の人は、「個人事業者、フリーランス向け」の本を読む方が良さそうですね。

 

経費になるかどうか迷う人にオススメ

「本書で書いてあるから経費でしょ」と、税務署に説明しても経費にならないと思います。

とにかく、税務署の人が、合理的な理由であると納得する説明ができるかどうかだと思います。

 

そのため、本書が絶対だと僕は思っていません。

あくまでも経費になるかどうかの考え方を学び、自分の事業であればどういう証拠を見せて、どういう説明をすれば良いかを考えるための本だと思ってます。

その参考として、本書は助けになると思います。

 

ただ、ほとんどのことは本書のとおりでうまくいくと思ってます。

 

そのため、経費にするかどうか迷うことが多い人に、本書をオススメしたいと思います。

 

1-4. 僕が学んだこと

本書の内容とともに、僕が学んだことをまとめていきたいと思います。

 

①車の維持費の経費の計算方法

僕はYouTube動画での広告収入も将来的に考えてます。

その方法は、海外向けの観光地紹介動画です。

 

観光地には自家用車で行く予定ですので、ガソリン代などが事業としての経費と認められる可能性があります。

 

車はすでに持っているので購入費用は不要ですが、維持費を経費にしたいと考えてました。

 

  • 自動車税
  • 自動車保険
  • 車検

 

本書によれば、プライベートと仕事での利用を、距離による割合で証明することで経費にできそうです。

 

自営業者が自家用車を通勤などに使う場合、プライベートと仕事での使用比率を割出さなくてはいけません。
‥たとえばガソリン代1万円のうちプライベートで700km、仕事で300km走ったとしますよね。すると使用比率は7:3、したがって3000円分が経費となる仕組みです。これは自動車税、車検や定期点検の費用も同様に処理してかまいません。

落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本

 

プライベートと仕事に分けて、毎回の走行距離をメモしておけば証拠となりそうですね。

そしてガソリン代や自動車税などの領収書を保管しておく。

 

「社用車として実際に仕事で使っている」という事実が認められることが前提のようですが、きちんと説明できれば、自動車税や自動車保険も経費にできるということで、しっかりと管理したいと思いました。

 

②インターネット通信費と携帯電話通信費は証明が難しそう‥

インターネットを使う事業を考えている人は、その料金も経費にできるようです。

自宅であれば、プライベートと仕事の割合を説明できれば良さそうです。

 

自宅兼職場のインターネット回線も考え方は同じです。仕事用に別回線を契約していれば別ですが、家庭利用との共用は按分しなくてはいけません。
‥一般には仕事の実態に基づいて、「1日24時間のうち○分の○くらい仕事でネット回線を使っている」といった大まかな目安で処理する方法がよく採られています。

落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本

 

仕事時間をしっかり決めている人ならできそうですが、「やる気が出てきたら仕事をする」という感じで実施している人は管理が難しそうですね😅。

毎回、仕事時間だけをメモしていけば証明できそうですが、少し大変な気がします。

 

ただ、自分がどのくらい仕事しているかを明らかにできるという面白さもありますので、やってみようかと思ってます。

 

③ブロガーやアフィリエイターは自信があるものだけにすべき

ブログに旅行の記事を書けば、旅費などの費用を経費にできそうです。

 

ただ、「本当に記事のためだけに行ったのか?」と税務署に疑問を持たれると思われます。

自信を持ってしっかりと説明できるかどうかが重要だと思いました。

 

ブロガーやアフィリエイターの中には、旅行記をブログの記事にして収入を得ていることを理由に、取材費として経費に計上している人もいると思います。
これも判断が難しいところですが、旅行目的の場合、経費にはできません。逆に、取材目的で旅行し、仕事の時間のほうが多かったという場合は経費にできるかもしれません。
一見、こじつけのようですが、要は「合理的に説明ができるかどうか」にかかってきます。ブログの記事はもちろんのこと、日程表や写真など、証拠を提示しながら、どこまで自信を持って説明できるかによってくるのです。そこを踏まえて按分で計上するのが賢明でしょう。

落とせる領収書と経費になるならないがはっきりわかる本

 

本当に取材だけでプライベートの時間がなかったとしても、税務署から見ると、本当かどうか判断できません。

 

おそらく一般的な考えであれば、「ついでにプライベートで行きたかったところに寄っておこう」と考えるような気がします。

 

税務署もそういった考えを持っており、きちんとした説明を求めてくると思われます。

これにしっかり説明し、納得してもらえない限り、費用をすべて経費にすることは難しそうですね。

 

このようなことは、税務署との話し合いの経験が必要ですね。

 

慣れていない人は、「もしかしたら一部は経費として認められないかもしれない‥」と思って、収める税金を用意しておいた方がいい気がしました。

 

本当に経費で落とせる案件でも、税務署が納得できる証拠がなければ難しそうです。

自分が一番分かっていても、頭の中にあるそのときの記憶を渡すことはできませんからね。

 

2. 終わりに

いろいろな事業があるため、そのために必要な費用も数え切れないほどあると思います。

 

それらすべてを説明できる本はないと思いますが、本書は多くの事柄をカバーしていますので、自分に当てはまることもいくつか学べると思います。

 

結局は、本書よりも、税務署が強いと思います。

税務署が納得できるか否かです。

 

その説明のための証拠をいかに用意して、いかに説明するかが重要です。

 

自分が税務署の署員になったつもりで、納得できる証拠を用意していくべきだと感じました。

 

ただ、一部の経費については本書のとおりに対応すれば問題ないものもあると思います。

 

どのようなものが経費にでき、それがどういう理由なのかを知りたい人は、ぜひ本書を手にとってみてください。

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