【76冊目】「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(著者:岩崎 夏海)」

記事まとめ

  • 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(著者:岩崎 夏海)」の本をまとめた
  • 本書を読むことで、「ドラッカーの本に書かれている1つ1つの言葉は、自身の環境や状況を見ながら、行動に落とし込めるように繰り返し考え続けることが重要だ」ということを学んだ
  • ドラッカーの本の活用の仕方を物語を読みながら学びたい人に本書をオススメしたい

 

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(著者:岩崎 夏海)」を読みました。

本書について一言で紹介するなら、「物語形式で、ドラッカーの本の活用の仕方を教えてくれる本」です。

 

本書は、組織や団体におけるマネジメントの本ですが、物語形式で進んでいくため、読みやすい本となってます。

ちなみに僕は、本書を読み終えるのに、2時間33分かかりました。

 

僕は過去にドラッカーの『マネジメント』の本を買って読んだことがあります。

ただ、難しくてまったく活用できませんでした

その頃はサラリーパーソンだったのですが、仕事で管理職だったわけでもなく、大きなトラブルで悩んでいたわけでもなく、なんとなく「有名な本なので」という理由で読んだ感じでした。

 

現在、2021年1月に個人事業主として事業を行うべく準備中です。

事業を起こすということで、ドラッカーの経営書が気になっていました。

今度は、サラリーパーソンのときとは違い、事業をマネジメントする必要があるからです。

 

ただ、以前読んだときの挫折感が残っていました。

そんな中、本書に出会いました。

 

本書を読んだ感想としては、「泣ける😭」です。

不覚(?)にも、泣きそうになりました。

涙を流すのをこらえただけで、気を抜いていたら涙が出ていたと思います。

 

つまり、物語として楽しめたということです。

 

ただ、マネジメントについてもよくわかりました。

「ドラッカーの本をこのように活用すればいいのかぁ」というように、活用の仕方を学ぶことができました。

 

本は読むだけでは意味がないと思います。

実際に行動を起こし、結果を確認し、改善や継続することが大事だと思っています。

本書は、ドラッカーの本を行動に落とし込む方法を教えてくれます。

 

ドラッカーの本を挫折したことがある人や、マネジメントの方法を物語形式で学びたいと思っている人に本書をオススメします。

 

それでは本記事で、僕が本書から学んだことをご紹介していきます。



なお、本書で出てくるドラッカーの『マネジメント』は以下の本です。



 

1. 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(著者:岩崎 夏海)」のレビュー

  • 1-1. 本のタイトルについて
  • 1-2. 著者について
  • 1-3. 目次と概要について
  • 1-4. 僕が学んだこと

 

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(著者:岩崎 夏海)」についてレビューします。

1-1. 本のタイトルについて

本のタイトルは、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」です。

 

タイトルの「高校野球の女子マネージャー」というとおり、高校における野球部のマネジメントの物語です。

野球部は企業とは違い、利益を得ることや社会貢献することが目的ではないと思いますので、マネジメントの方法も違うと思います。

 

確かにそういった面もあるかもしれませんが、同じ「人」をマネジメントするということや、広い意味で野球部も組織であるため、参考になるものがあると思います。

むしろ、いろんな企業がある中で企業の出来事を物語にするより、野球部の方がイメージしやすいということで、本書がわかりやすくなっているのではないかと思います。

学生でもイメージできますからね。

 

1-2. 著者について

著者は、「岩崎 夏海」さんです。

 

運営しているウェブサイトは見つけることができませんでした。

 

Twitterアカウントは以下です。

岩崎夏海(@huckleberry2008)

 

経歴

「岩崎 夏海」さんの経歴については、本書によると以下のとおりです。

 

1968年7月生まれ。‥大学卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として「とんねるずのみなさんのおかげです」「ダウンタウンのごっつええ感じ」等のテレビ番組の制作に参加。アイドルグループ「AKB48」のプロデュース等にも携わる。その後、ゲームやウェブコンテンツの開発会社を経て、現在はマネジャーとして株式会社吉田正樹事務所に勤務。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 

本書は、元放送作家が書いた本です。

 

1-3. 目次と概要について

本書の目次は以下のとおりです。

タイトル
第1章 みなみは『マネジメント』と出会った
第2章 みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ
第3章 みなみはマーケティングに取り組んだ
第4章 みなみは専門家の通訳になろうとした
第5章 みなみは人の強みを生かそうとした
第6章 みなみはイノベーションに取り組んだ
第7章 みなみは人事の問題に取り組んだ
第8章 みなみは真摯さとは何かを考えた

 

「だ・である調」

本書は、「です・ます調」ではなく、「だ・である調」です。

本ブログのような「○○です。」という文ではなく、「〇〇である」という文です。

 

組織や団体におけるマネジメントの本ですが、物語形式のため、読みやすい本となっています。

 

概要

本書はマネジメント(管理)に関する本です。

説明形式の本ではなく、物語形式の本です。

 

高校野球部が舞台となっており、女子マネージャーが野球部を甲子園に連れていくために、企業向けの経営書であるドラッカーの『マネジメント』を活用する物語です。

 

感動する

物語ですので、話の展開を楽しむべきだと思いますが、僕は話に取り込まれました。

マネジメントを学ぶということよりも、物語にはまってしまった部分もあります。

それほど、良い物語でした。

 

マネジメントを無視しても楽しめると思います。

映画化されているようですが、本書を読んで理由が分かりました。

話が面白いから映画化されたんだなと。

 

ドラッカーの本の活用方法がわかる

僕が過去に読んだドラッカーの本の印象は、「難しい」「哲学書のようだ」です。

 

仕事術や一部のビジネス書は、やり方が書いています。

1から順にステップごとに説明していたり、「○○を捨てて、〇〇を手に入れよう」のような、言葉をそのまま行動すればいいようなことです。

 

ドラッカーの本は、僕が読んだ過去の記憶では、そういった簡単なものではなかったです。

 

大学教授が書いているようなマーケティングの本などより難しく感じました。

 

行動の前の、概念のようなものを書いているからだと思います。

本書はその概念を、行動に落とし込む方法を教えてくれます。

 

本書の登場人物が、ドラッカーの言葉の意味を考えます。

このとき大事なのは、一般的に考えるのではなく、野球部の現状を見て考えることでしょう。

同じように、自社のことを考えながら、ドラッカーの言葉の意味を考える必要があると思います。

 

過去の僕はこのようなとらえ方をしていませんでした。

「〇〇しよう」というような、行動の仕方を本から教えてもらおうと思っていたからです。

ドラッカーの本はそういった類の本ではないと思ってます。

 

マネジメントで大事なのは、人の良いところを知ること

僕が感じたマネジメントで大事なことは、その人の良さや強みを知ることだと思いました。

 

人を生かすというのは、マネジメントの重要な役割の1つだった。『マネジメント』にはこうあった。
人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。人は弱い。悲しいほどに弱い。問題を起こす。手続きや雑事を必要とする。人とは、費用であり、脅威である。
しかし人は、これらのことのゆえに雇われるのではない。人が雇われるのは、強みのゆえであり能力のゆえである。組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 

本書では、女子マネージャーが、野球部員や監督の分析を始めます。

話を聞いたり、部活動の様子を見たりすることです。

そして、各人の良さをだんだんと知っていきます。

 

僕は本書を読むまで、専門的な知識やスキルは誰でも努力(勉強)すれば身につくと考えていました。

ある一定のレベルまではそのとおりだと思います。

ただ、やはり人には向き不向きもあり、興味の有無もあると思います。

 

「興味がなければ、大きく成長できないのも仕方がないことなのかも」と思うようになりました。

 

それよりは、その人が得意なことを見つけ、得意なことをやってもらうべきだと思いました。

適材適所ですね。

良いところをもっと伸ばすマネジメント方法です。

 

そして、社員の中に、適材者がいなければ、外から手に入れる(雇う)べきだと思いました。

 

すべての人に努力を強いるより、良さを引き出すことの方が重要だと感じました。

 

マネジメントを学ぼうと思っている人にオススメ

本書のように、女子マネージャーが部活動のトレーニングメニューを考えたりすることは少ないと思います。

日本における女子マネージャー(男子マネージャー)は、部員を助ける存在であり、甲子園などに連れていく計画を立てるようなことはしないでしょう。

そういうのは、監督が行っているのではないでしょうか。

 

そういう意味だと、学校の部活動の監督が読むべき本なのかなと思います。

当然、企業の経営者や管理職も読むべき本でもあります。

 

そして、ドラッカーの本に挫折したけど、どうしても気になって頭から離れない人が読むべき本だと思います。

いろんなビジネス書で引用されているので、どうしても気になる人がいると思います。

僕もそうです。

 

本書を読むことで、もう一度ドラッカーの本に挑戦しようと思えるようになりました。

ただ、読むだけで満足するのではなく、いつも横に置いて、繰り返し読み、繰り返し考えようと思ってます。

ドラッカー本は、1回読むような本ではなく、何度も繰り返し読むような本だと気づいたからです。

 

ドラッカーの本に挫折した人や、マネジメントを学びたいと思っている人に、本書をオススメしたいと思います。

 

1-4. 僕が学んだこと

本書の内容とともに、僕が学んだことをまとめていきたいと思います。

 

①マネジメントは、タイミングも大事

僕はサラリーパーソン時代(2007年〜2018年)、社内システムの計画部署に所属しており、各部署で使うシステムの要望を聞き、新しいシステムの導入を検討したりしていました。

 

その中で感じたことは、「社内調整は難しい」「社内調整はストレスが溜まる」ということです。

 

システムを構築するとしても、当然ですが、「予算」が限られています。

ただ、システムを使う側としては、使えないシステムより自分たちが楽に効率的になるシステムを求めるわけです。

 

要望が膨大になります。

 

特に、新しい機能を付け加えるときは、反発が多かったです。

「今までうまくいっているのに変える必要はない」という理由です。

 

システム提案側としては、将来を考えてシステムを作ります。

今まで利用していきた人よりも、新しくシステムを利用する人に使いやすいようなシステムです。

当然、人は人事によって変わっていきますので、できるだけ誰でも使えるようなシステムに変えていくべきなのです。

 

こういう新しいことをするのは、タイミングも大事なのだと学びました。

 

この新しい練習方法は、初めからうまくいったわけではなかった。最初は多くのトラブルに見舞われた。取り組む選手たちには戸惑いがあったし、管理運営するみなみたちにも不手際や予想外のできごとがあった。
しかし、部員たちからの反発というものはほとんどなかった。それは、秋の大会の敗戦をきっかけに、彼らに変化を求める機運が高まっていたからだ。やる気に火をつけられ、それをぶつけられる場を求めていた。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 

本書の物語では、「大会での敗戦」がきっかけで、部員たちから反発が少なかったことになってます。

 

一般的な企業であれば、「業績悪化」ではないでしょうか?

 

「業績悪化」のときは、社員も不安を持っていますし、何か新しいことをチャレンジしないとこのまま沈んでいくかもしれないと思っている人が多いと思います。

そういうときに、新しい事業やシステムを導入すべきだと思います。

 

「業績悪化」のときは、おそらく多くの企業が、新しいことへのチャレンジの予算を削ると思います。

ただ、今までしてきた結果として、業績が悪化したわけですから、むしろ新しいことにチャレンジすべきだと感じました。

 

2. 終わりに

本書以外にも物語形式で学ぶ本を読んできました。

 

これらの本に共通するのは、本の活用方法がわかるということです。

 

「本の読み方が分からない人」「本をたくさん読んできたのに夢を実現できない人」がいると思います。

 

それは本を読んだだけで、うまく活用できていないのが原因かもしれません。

「本は読んだら実践しないと意味がない」と言いますが、そのやり方が分かりにくい本もあると思います。

 

そういう本を、物語形式で、実践の仕方を教えてくれるのはよいものだと感じました。

 

僕もこういうような、本の活用の仕方をブログ記事にできればいいと思うようになりました。

今後、本を活用して、実績が得られたら、自分がやった方法を公開していこうと思います。

まずは実績を得る必要がありますね。

 

本書は、ドラッカーの本の『マネジメント』の活用の仕方が学べる本です。

一度挫折してもう一度読もうと思っている人は、ぜひ本書を手にとってみてください。

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