【47冊目】「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者(著者:レイ・クロック)」

記事まとめ

  • 「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者(著者:レイ・クロック)」の本をまとめた
  • 本書を読むことで、「レイ・クロックという男が、自分の人生をかけて、マクドナルドを世界的なチェーン店にしていった」ということを学んだ
  • 仕事に人生をかけた成功者の考え方やチェーン店が広がっていく流れを知りたい人に本書をオススメしたい

 

「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者(著者:レイ・クロック)」を読みました。

本書について一言で紹介するなら、「52歳であったレイ・クロックが、マクドナルドというハンバーガー店を世の中に広げていくまでの苦労や工夫、仕事に対する考え方について教えてくれる本」です。

 

本書は、専門用語などがなく、ハンバーガーと言う親しみやすい題材の物語ですので、読みやすい本です。

ちなみに僕は、本書を読み終えるのに、324分(5時間24分)かかりました。

 

「マクドナルド」でハンバーガーを食べたことがある人は多いと思います。

僕も学生の頃、学校帰りや休日に立ち寄って食べてました。

 

本書は、そのマクドナルドをチェーン店として世の中に広げていく物語です。

 

主人公は、レイ・クロックで、始まりは52歳だったというのが驚きです。

何歳でもビジネスで成功はできるという証拠だと思います。

 

また、マクドナルドを創業したのはレイ・クロックですが、もともとハンバーガー・レストランを運営していたのは、ロサンゼルス東部のサンバーナーディノの「マクドナルド兄弟」のようです。

レイ・クロックがそのハンバーガー・レストランに「マルチミキサー」という機械を売っていて、そのレストランの雰囲気に一目惚れし、同じようなレストランがもっと増えれば、「マルチミキサー」も売れるだろう、という考えから始まってます。

 

レイ・クロックが、「ハンバーガーを作り上げて、店を立ち上げて‥」というわけではないです。

ただ、物語の途中で、ハンバーガーの製法を変えたり、創意工夫をしています。

また、マクドナルド兄弟とはいろいろトラブルもあったようです。

 

このような物語で僕が大きく学んだのは、レイ・クロックの仕事に対する考え方です。

レイ・クロックはいわゆる仕事人です。

24時間仕事を考え、仕事が趣味のような人で、人生を仕事にかけているような人に感じられました。

 

もし、これから起業したい、脱サラして事業経営をしたい、と考えている人は、本書を読むことで励みになる言葉をたくさん見つけられると思います。

 

本書は、マクドナルドを世界展開したレイ・クロックの考え方を知りたい人や、チェーン店を広げていく流れを知りたい起業家にオススメです。

 

それでは本記事で、僕が本書から学んだことをご紹介していきます。



 

 

1. 「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者(著者:レイ・クロック)」のレビュー

  • 1-1. 本のタイトルについて
  • 1-2. 著者について
  • 1-3. 目次と概要について
  • 1-4. 僕が学んだこと

 

「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者(著者:レイ・クロック)」についてレビューします。

1-1. 本のタイトルについて

本のタイトルは、「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者」です。

 

タイトルの「成功はゴミ箱の中に」は、本書の第9章のタイトルである「知りたいことはゴミ箱の中に」から取っているのだと思われます。

 

競争相手のすべてを知りたければゴミ箱の中を調べればいい。知りたいものは全部転がっている。私が深夜2時に競争相手のゴミ箱を漁って、調べたことは1度や2度ではない。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

 

原著について

本書は翻訳本です。

原題は「Grinding It Out: The Making of McDonald's」です。

 

タイトルの「Grinding It Out」は、「やり遂げろ!」という意味だと思われます。



 

 

1-2. 著者について

著者は、「レイ・クロック」です。

 

1902年に生まれ、1984年に亡くなっています。

そのため、運営しているウェブサイトやTwitterアカウントはありません。

 

経歴

「レイ・クロック」の経歴については、本書によると以下のとおりです。

 

アメリカ・イリノイ州オークパーク生まれ。高校中退後、ペーパーカップのセールスマン、ピアノマン、マルチミキサーのセールスマンとして働く。1954年、マクドナルド兄弟と出会い、マクドナルドのフランチャイズ権を獲得、全米展開に成功。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

本書は、マクドナルドの創業者が書いた自伝となります。

 

1-3. 目次と概要について

本書の目次は以下のとおりです。

タイトル
第1章 チャンスを逃すな
第2章 仕事はハンバーガーの肉だ
第3章 セールスの極意
第4章 売り上げを伸ばす
第5章 ストレスに打ち勝つ!
第6章 契約の落とし穴
第7章 フランチャイズシステム
第8章 成功の方程式
第9章 知りたいことはゴミ箱の中に
第10章 キャッシュフロー
第11章 取引先とともに成長する
第12章 理想の組織
第13章 トップの孤独である
第14章 ヒット商品の作り方
第15章 球団買収
第16章 やり遂げろ!

 

「だ・である調」

本書は、「です・ます調」ではなく、「だ・である調」です。

本ブログのような「○○です。」ではなく、「○○である。」という文です。

 

専門用語などは出てきませんので、読みやすい本となっています。

 

概要

本書は自伝です。

レイ・クロックという、マクドナルドを創業した男の物語です。

自伝ですが、創業者の話ですので、創業・経営の話が多いです。

 

マクドナルドのハンバーガーを0から作った人ではない

レイ・クロックはマクドナルドの創業者ですが、ハンバーガーの製法を0から作った人ではないです。

0から作ったのは、マクドナルド兄弟のようです。

 

以下は本書の「はじめに」の中の、ユニクロの創業者の柳井正さんの言葉です。

 

レイ・クロックはマクドナルドを世界的チェーンにした人です。1954年、52歳だったレイ・クロックはミルクセーキ用のミキサーを売るために全米を旅していました。そんな彼がロサンゼルス東部のサンバーナーディノで出会ったのがマクドナルド兄弟のハンバーガー・レストランだったのです。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

レイ・クロックは、マクドナルド兄弟のハンバーガー・レストランを、世界的チェーンにした人です。

ただ、そのチェーン展開の中で、ハンバーガーの製法を変えたり、新しいメニューを開発したりしているので、ハンバーガーに関して何もしなかったわけではないです。

 

また、創業者の自伝でよくある話ですが、このマクドナルド兄弟とちょっとしたトラブルもあったようです。

このようなトラブルとそれの乗り越える話が、自伝の面白いところだと思います。

 

52歳からの挑戦だったが下積みがあったからこそ

レイ・クロックの成功で驚かされることが、52歳からの挑戦だということでしょう。

会社の創業は、大学時代だったり、20〜30歳のときに始めるイメージがありますからね。

 

本書では、レイ・クロックが、成功は一夜で起こったわけではなく、それまでの積み重ねがあったからであると述べています。

 

フレッドが製品取り扱いについてのアイデアを出すたびに、私は納入業者と実行に至るまで話し合いを重ねた。これらの交渉には、私の長年にわたるペーパーカップとマルチミキサーのセールスマンとしての経験が役立った。人々は、私がマクドナルド経営を52歳という年齢で始めたにもかかわらず、瞬く間に成功を収めたことに驚嘆するが、実際にはショービジネス界の人々のように、そこにたどり着くまで30年もの長い下積み生活があったのである。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

もし、「起業したいが、家族や金銭面で今はできない」と悩んでいる人がいるなら、本書を読むことをオススメします。

そして、家族が落ち着いたり、金銭面の準備ができてから、起業に挑戦するのも悪くない選択だと思います。

 

それまでは、ダラダラと過ごすのではなく、起業を見据えて、アイデアの熟考や会社員としてのスキルアップに努めておくと、レイ・クロックのように成功することが可能かもしれません。

 

レイ・クロックの仕事に対する情熱の言葉が励ましになる

本書は自伝のため、レイ・クロックの主観的な目線で語られる仕事に対する情熱の言葉が身に染みました。

 

以下は、仕事人としての考え方です。

 

仕事があれば何でもやってみた。
仕事とは、その人の人生にとって、ハンバーガーの肉のような存在である。「仕事ばかりして遊ばなければ人間駄目になる」という格言があるが、私はこれには同意しない。なぜなら、私にとっては、仕事が遊びそのものだったからだ。野球をして得るのと変わらない喜びを仕事からも得ていたのである。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

起業家は24時間仕事のことを考えている人が多いようなイメージがあります。

それにより従業員とは意見が合わないことがあったり、ブラック企業になってしまうこともあるのでしょうけど‥。

 

成功するには、24時間仕事のことを考え続けることが大事だと思いました。

 

以下のように、レイ・クロックは人生をかけて仕事をしています。

 

フランチャイズ・リアリティ・コーポレーションは、有言実行の手本となった。私はマクドナルドへの展望を語る際は、品質と統一性が成功の鍵だといつも語っていた。ハリーはそれを実行に移そうとしている。そのことに気づき、家、車、私財をすべてなげうって彼を支援した。まさに、すべてをなげうったのである。もう後には引けなかった。しかし、私は夢を信じていた。マクドナルドの未来を。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

起業をするなら、人生をかけるべきだと学びました。

また、それだけのことをすれば、成功を勝ち取ることもできると感じました。

 

24時間仕事のことを考え、全財産を投資して成功しないことなんてないと思わせてくれました。

 

そしてやはり、「やり遂げる」ことが大事だと思います。

 

やり遂げろ - この世界で継続ほど価値のあるものはない。才能は違う - 才能があっても失敗している人はたくさんいる。天才も違う - 恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世にいる。教育も違う - 世界には教育を受けた落伍者があふれている。信念と継続だけが全能である。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

このように自伝は、数々の心強い言葉が集まってできていることが多いです。

本書も同じです。

何か成功したいことがあるのであれば、本書は励みになるでしょう。

 

チェーン店が広がっていく流れを知りたい起業家にオススメ

本書で面白いのは、チェーン店が広がっていく様子だと思います。

レイ・クロックがやったのは、美味しいハンバーガーを作ることもそうですが、それより、チェーン店にして広げていったことがメインです。

 

本書の付録に載っているのですが、UNIQLOの創業者の柳井正さんも、レイ・クロックのチェーン展開の話を参考にしているようです。

 

もし起業を考えていて、店舗経営を考えているなら、参考になる情報が得られるかもしれません。

また、起業におけるシミュレーションも頭の中でできると思います。

 

このように、チェーン店が広がっていく流れを知りたい起業家や、単純にマクドナルドが世の中に広がっていく流れを知りたいと思っている人に、本書をオススメしたいと思います。

 

1-4. 僕が学んだこと

本書の内容とともに、僕が学んだことをまとめていきたいと思います。

 

①成熟で満足せず、ビジネスチャンスを逃さない

何かビジネスで成功したとしても、満足せず、次なるビジネスチャンスを見つけようと思いました。

 

基本的にビジネスは成功したとしても、成熟していくと思います。

急成長したとしても、どこかで成長が緩やかになります

そこで、さらなる成長を目指すのではなく、全く新しい未熟な分野を見つけて、そちらに投資したほうがいいと感じました。

 

レイ・クロックはこのような考えだったように思います。

以下は、マルチミキサーという機械を売っていた時の言葉です。

 

私はその仕事を続けながら、次なるビジネスチャンスを逃さないよう注意を払っていた。
「未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる」
これは私の座右の銘だ。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

レイ・クロックは初め、マクドナルド兄弟のハンバーガー・レストランをチェーン店として展開すれば、「マルチミキサーが大量に売れるようになる」という発想で、チェーン展開を考えていたようです。

(最初だけそういう考えで、後から変わったようでした)

 

すると突然私の脳裏に、マクドナルドの店舗を、国中の主要道路に展開させるという考えがひらめいた。各店に置かれた8台のマルチミキサーが、ブンブン音を立てながら休みなく動き、お金をどんどんかき出してくれる。何とも魅力的な商売ではないか。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

「マルチミキサー」を今ある市場に売るだけだと、限界があると思います。

ただ、(その市場の人ではなく)マルチミキサーを売る側の人が、その市場を広げようとしたことが他の人とは違う発想だと思います。

 

こういう発想ができるようになりたいと思いました。

現時点の限界を、限界と考えずにさらに増やすようなことを考えるような発想力です。

 

これは常にビジネスチャンスをうかがうような姿勢から来るものではないかと思ってます。

 

②成功者はやはり睡眠時間が短い

最近は、働き方改革もあり、睡眠時間などを多くとることが成功の秘訣だという記事を多く見るように思います。

その記事は、成功者が8時間の睡眠時間を確保しているから真似するべきだというような記事です。

 

睡眠時間の削りすぎで過労死しては元も子もないので、睡眠はすべきだと思います。

 

ただ、成功者が成功に至るまでの過程では、睡眠時間が短かったことがあるという過去の事実を捨ててしまっては、成功できないと思います。

 

創業者は、成功する前の間、必ずどこかでほぼ寝ない生活を経験している印象です。

レイ・クロックもそうです。

 

私が1日12時間から14時間働いた後に、客の接待を夜中の2時や3時まで続け、翌朝早起きして客に会いに行くことに驚く人は多かったが、秘訣は、一分の無駄もない、質の高い睡眠にあった。4時間しか寝られない日もしょっちゅうあったが、質の高い睡眠をとるよう心がけた。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

成功の軌道に乗るまでは、健康を害さない程度の短眠も必要だと思ってます。

当然、運転に支障が出るなどの健康被害はNGですけどね。

 

どうしてもやらなければならないことは睡眠を多少削ってでもやって、移動はお金がかかるけど運転せずにタクシーで移動するなど、工夫をしてでも、仕事の成功に向けて行動すべきだと感じました。

 

③景気が悪い時はチャンス

以前読んだ、Amazonのジェフ・ベゾスの本でも、不景気のときに投資をするべきだという言葉がありました。

 

レイ・クロックも同じような考え方です。

 

ところが、店舗を建設するのは、地域経済が活発化するのを待ってからだと担当責任者に言われ、私はカンカンに怒った。
「ばか野郎!景気の悪いときにこそ建てるんだ!なぜ景気が上向きになるのを待たねばならない?そんなことをしていたらいまよりずっと金がかかるようになる。土地が買うに値するなら、すぐに建物を建て、ライバルより先に店を開くんだ。金と活気を注ぎ込めば、町はマクドナルドを覚えてくれる」と叫んだ。

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男 - マクドナルド創業者

 

当然、景気が悪いときに投資をするのは難しい行動です。

 

株価が下がった時に株を買えというのは理屈ではわかるのですが、いざ行動するとなると勇気がいります。

「そのまま下がっていき無価値になるんじゃないだろうか‥」

 

ここはその投資対象を信じられるかどうかですね。

 

株だと他社や他人の会社ですので、勇気が出にくいかもしれません。

ただ投資対象が自分の会社や自分自身であれば、投資判断も可能でしょう。

 

つまり、景気が悪い時は、自分に関係があるものに投資すべきだと思いました。

今後、そのような行動をとっていこうと思います。

 

2. 終わりに

本書を読んで、ビジネスとは他人の良い製品を売るというやり方もありだと思うようになりました。

以前読んだナイキの創業者であるフィル・ナイトも、初めはオニツカという会社のシューズを売ってました。

 

0から1の画期的な技術を生み出すのは、研究者や大学教授なのだと思います。

ただ、彼ら彼女らは、技術を生み出すことが好きであり、商売にはそこまで興味がないのだと思ってます。

 

そこで、そういった技術を、世間のニーズに合うようにカスタマイズして売り出すことが、起業成功への1つの道になると思いました。

 

iPhoneなどのアップル社のスティーブ・ジョブズも、製品の技術的なプログラミングの部分は、共同創業者のウォズニアックのようでしたしね。

 

このように本書を読むことで、起業に関するアプローチ方法の視野が広がりました。

起業家を目指している人はぜひ本書を手に取ってみてください。

いろいろな発見を本書から得られるでしょうから。

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