【8冊目】「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」

記事まとめ

  • 「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(著者:グレッグ・マキューン)」の本をまとめた
  • 本書を読むことで、「仕事において、不要なものを排除し、必要なものだけに集中することの良さやそのやり方」を学んだ
  • 仕事の量が多すぎて残業続きで悩んでいたり、自分の人生を自分の足で切り拓きたい(他人に操られたくない)と思っている人に本書をオススメしたい

 

「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(著者:グレッグ・マキューン)」を読みました。

本書について一言で紹介するなら、「仕事において、上司や同僚にコントロールされるのではなく、自身を自分でコントロールし、成果を出し続ける方法や考え方を教えてくれる本」です。

 

本書は読みやすい本でした。
ちなみに、本書を読むのに、215分(3時間35分)かかりました。

 

ジャンルとしては仕事術の本だと思うのですが、「メールの書き方」「会議の仕方」など、具体的な方法が説明されているわけではありません。

どちらかというと、考え方がメインとなります。

 

著者は、何でもかんでも同時並行して仕事を進めるより、優先順位を決めて仕事を進めることを推奨しています。

そのほうが個人の仕事がうまくいき、会社自体も成長していくという主張です。

 

「そうは言っても、上司や先輩、同僚から仕事が振られるから、自分で仕事内容を決めることなんてできない‥」

 

多くのサラリーマン/ウーマンが同じ気持ちだと思います。

僕もそうです。

 

本書は「仕事の断り方」についても、著者の方法をいくつか提示しています。

試してみる価値はあるかと思います。

 

本記事では、僕が本書から学んだことをご紹介していこうと思います。


1. 「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(著者:グレッグ・マキューン)」のレビュー

  • 1-1. 本のタイトルについて
  • 1-2. 著者について
  • 1-3. 目次と概要について
  • 1-4. 僕が学んだこと

 

「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(著者:グレッグ・マキューン)」についてレビューします。

1-1. 本のタイトルについて

本のタイトルは、「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」です。

 

タイトルの「エッセンシャル」は「本質」ですかね。

本書でもところどころ、「不要なものを排除して、本質を見極めよう」というような言葉が出てきます。

 

エッセンシャル思考については、本書では以下のように定義しています。

 

エッセンシャル思考とは、まさに「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方だ。
ときどき思い出したようにやるだけでは、エッセンシャル思考とは言えない。‥「今、自分は正しいことに力を注いでいるか?」と絶えず問いつづけるのが、エッセンシャル思考の生き方である。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

「必要なことだけやりましょう」というような考えだと思ってます。

 

注意点としては、「ただ単純に仕事量を減らし、楽をしましょう」ということではなく、「本当に必要な仕事だけに絞って、その仕事についてはしっかりと成果をあげましょう」ということだと思います。

 

原著について

本書は翻訳本です。

原題は「Essentialism The Disciplined Pursuit of Less」です。

 

原題のタイトルの「Essentialism」は「本質」です。

「The Disciplined Pursuit of Less」は、「少なさの規律ある追求」のような訳ですかね。


1-2. 著者について

著者は、「グレッグ・マキューン」です。

 

以下のwebサイトを運営しているようです。

GregMcKeown.com

 

また、Twitterも運用されてました。

Greg McKeown(@GregoryMcKeown)

 

経歴

「グレッグ・マキューン」の経歴については、本書によると以下のとおりです。

 

シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEO。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

著者はコンサルティング会社のCEOのようですね。

 

コンサルティング会社の人の本は、基本的に読みやすい本が多いです。

本書も同様、読みやすい本でした。

 

1-3. 目次と概要について

本書の目次は以下のとおりです。

タイトル
第1章 エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考
第2章 選択
- 選ぶ力を取り戻す
第3章 ノイズ
- 大多数のものは無価値である
第4章 トレードオフ
- 何かを選ぶことは、何かを捨てること
第5章 孤独
- 考えるためのスペースをつくる
第6章 洞察
- 情報の本質をつかみとる
第7章 遊び
- 内なる子供の声を聴く
第8章 睡眠
- 1時間の眠りが数時間分の成果を生む
第9章 選抜
- もっとも厳しい基準で決める
第10章 目標
- 最終形を明確にする
第11章 拒否
- 断固として上手に断る
第12章 キャンセル
- 過去の損失を切り捨てる
第13章 編集
- 余剰を削り、本質を取り出す
第14章 線引き
- 境界を決めると自由になれる
第15章 バッファ
- 最悪の事態を想定する
第16章 削減
- 仕事を減らし、成果を増やす
第17章 前進
- 小さな一歩を積み重ねる
第18章 習慣
- 本質的な行動を無意識化する
第19章 集中
- 「今、何が重要か」を考える
第20章 未来
- エッセンシャル思考を生きる
最終章 エッセンシャル思考のリーダーシップ

 

「だ・である調」

本書は、「です・ます調」ではなく、「だ・である調」です。

本ブログのような「○○です。」という文ではなく、「○○である。」という文になります。

 

「だ・である調」で、堅い雰囲気の本のように思われそうですが、非常に読みやすい本でした。

 

研究結果を引き合いに出したり、有名人(Twitterの創業者など)の行動や習慣なども引き合いに出して、著者の主張を確かなものにしていくスタイルの本です。

 

専門用語のようなものはほとんど出てこないため、それほど抵抗感なく読み進めることができました。

 

概要

本書は、日常生活ではなく、仕事に関する本です。

 

仕事がうまく進まず、残業続きで疲れているような人が手にとる本だと思います。

 

本書では、仕事がうまく進まない理由を、「必要な仕事から不要な仕事まで、なんでもかんでも引き受けてしまって、本当にやるべき仕事が見えなくなっているからだ」と主張しています。

 

不要なものはすべて捨て、歩みを妨げるものもすべて取り除いていく。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

本書の前半は、必要なものに絞ることの重要性を説いてます。

そして本書の後半では、「では、どうやってやればいいのか?」を説明しています。

 

仕事においては、自分だけで進めていくわけではなく、上司や同僚から仕事を依頼されることも多いと思います。

その際の「断り方」の案もいくつか紹介されています。

 

断ることをせず、何でもかんでも引き受けてしまうと、仕事が進まず、引き受けた仕事も品質が落ち、元々実施中の仕事も品質が落ちてしまうこともあるでしょう。

それだと意味がありません。

 

また、断ることをしないと、他人の言いなりになってしまい、ストレスが溜まっていく原因にもなるでしょう。

 

このように、「断る方法」という実用的なことも書かれています。

 

また、僕が特に共感した文は以下です。

 

オーストラリアのホスピス看護師をしていたブロニー・ウェアは、死を迎える患者たちが最後に後悔していることを聞き、記録しつづけた。その結果、もっとも多かった答えは「他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気がほしかった」。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

僕が運営している本ブログの趣旨は、「人生を楽しく生きる」「死ぬときに楽しい人生だったと思える人生にする」ということです。

 

自分に正直に生きず、他人に振り回され続けると、人生の最期に後悔することになると考え、エッセンシャル思考を身につける方が良いと思うようになってます。

 

ただ最後に補足すると、ただ単純に「仕事を捨てろ」「仕事を断れ」と言っているわけではないです。

あくまでも、「不要な仕事」が対象です。

 

「仕事をやるな」と言っているわけではありません。

 

エッセンシャル思考は、「より少なく、しかしより良く」ですが、最後の「より良く」の成果を出さないと意味がないです。

ここは注意点だと思ってます。

 

以上のような本のため、仕事をしているすべての人に有益な本だと思います。

 

1-4. 僕が学んだこと

本書の内容とともに、僕が学んだことをまとめていきたいと思います。

 

①重要なものを見つけ、その重要なものに全力を尽くす

大きな会社でも小さな会社でも、その会社の中には仕事が無数にあると思われます。

その中から、本当に重要なものを見つけ出し、その重要なものを急成長させることが、成果を上げる1つの方法だと学びました。

 

ジュランは品質管理の研究をするうちに、問題のごく一部を改善することによって、全体の品質が大きく改善することに気づいた。彼はこの発見を実証するため、日本の製造業者にテストプロジェクトを依頼した。日本製品がまだ「安かろう悪かろう」と言われていた時代のことだ。彼らはジュランの言うとおり、とりわけ重要な問題だけにリソースを集中させた。品質はめざましく改善し、「メイド・イン・ジャパン」という言葉はまったく新しい意味を帯びることになった。この品質を武器に、日本は経済大国への道を着実に歩みはじめた。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

このように「日本」が良い例として挙げられると嬉しいものですね😄。

 

上記引用文は、「80対20の法則(パレートの法則):成果の80%は20%の努力に起因する」が元になって拡張された、「決定的に重要な少数の法則」を唱えたジョセフ・M・ジュランの話です。

 

「80対20の法則(パレートの法則)」は、仕事術やビジネス書に良く出てくる法則なので、聞いたことがある人が多いと思います。

 

上記引用文は、製品やサービスの「品質」についてですが、個人の仕事についての「結果の品質」も同じだと思われます。

 

②同時並行の実行はトレードオフ関係になっており、効率的でないことが多い

僕は、同時並行を好きでやっている人は多くないと思っています。

みな、会社から言われて仕方なくやっている人が多いのではないかと思います。

僕もそうでしたから‥。

 

ただ、本書では、1つのことともう1つのことの間には、トレードオフの関係があり、「何かを選べば、何かを失う」ということを理解すべきだと説いてます。

 

戦略的ポジションは、別のポジションとのトレードオフなしには維持できない」。要するに、コンチネンタル航空は、2つの相容れない戦略を両立させようとしたせいで、競争力を失ってしまったのである。‥何かを選ぶことは、何かを捨てること。この現実を受け入れない人は、コンチネンタル航空と同じ運命をたどることになる。中途半端に片足ずつ突っ込んで、あれもこれも失うことになるのだ。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

僕もサラリーマン時代に経験があります。

 

古いサービスを捨てられない会社

「お客さまのためにやめられない!」と言われれば何も言えなかったのですが、僕の会社では、古いサービスを捨てられずに維持することが多かったです。

 

時代は変化して設備もサービスも新しくなっていくのですが、一部のお客さまは古い契約済みのサービスについて、「新しいサービスに変える必要はない」と言われることがありました。

 

「新サービスへの移行費用は弊社で負担します」と言っても、変更されないお客さまもいらっしゃいました。

 

サービスが古くても安定して使えていたら、お客さまにとっては満足ですので、ごもっともです。

 

ただこれは、僕の会社の中では、デメリットが大きかったです。

 

・古いサービスは古い設備のため、故障時の交換用部材がもう購入できない
・古い設備を操作するスキルを持つ人が少ない
・古い設備の操作は、若い新入社員に教える時間がもったいない
・新しい設備と古い設備を別々で管理するため、管理費用がかさむ
・古いサービスをどのように維持していくか、「会議」が頻繁に開催される

 

このように、古いサービスを維持するために、「人材」「お金」「時間」などのリソースがじわじわと取られていきました。

 

効率的な行動をしていると思っているが、他人に迷惑だった社員

会社ではなく、個人の話です。

 

僕の会社では、働き方改革の一環で、仕事用パソコンが、デスクトップパソコンからノートパソコンに変更になりました。

 

これにより、会議室や打ち合わせルームなどに持ち運べるようになったため、メリットは多かったです。

 

ただ、これを間違った使い方をしている人がいました。

打ち合わせや会議でのことです。

 

・会議にて、説明者が説明中、メール処理や自分の仕事を実施
・話し合いが始まると、その人は、「すでに説明済みのことを質問した」

 

つまり、自分のことをしていて、会議の説明者の話をまったく聞いていないのです。

これにより、「再度同じことを説明する時間」という無駄な時間が発生していました。

 

自分に関係ない話題の時に、自分の仕事をしたりメールチェックするのは全然問題ないと思います。

 

ただ、上記の例のように、自身が関係する話題をムシしてまで、他の自分の仕事をすることは、効率的だと言えるのか疑問でした。

あくまでも他人から見ると、迷惑でしたね。

自身だけで考えるともしかしたら効率的だったのかもしれませんが‥。

 

「何かをやるということは他を捨てることになっている」という意識が必要だと思います。

 

③あいまいな表現は減らし、より具体的な表現を増やす

メール本文でもブログ記事でも、伝えたいことがあるはずです。

いろんな方面に「良い顔を見せる」ことを意識しすぎると、伝えたいことが良くわからなくなるというのはなんとなくイメージできていました。

表現があいまいになっていき、何が言いたいのかが伝わりづらくなっていくのです。

 

本書でも、企業における社訓の例で、同じような話が出てきました。

 

「われわれは情熱、イノベーション、実行力、リーダーシップを大切にします」
‥羅列されているだけでは、優先順位が分からない。これらの価値が相入れない状況に置かれたとき、どうやって決断するかが見えてこない。
これとよく似た例で、「顧客、従業員、株主の皆様をもっとも大切に考えます」というステートメントも見かける。みんなを優先するのは、誰も優先しないのと同じだ。いざというときに顧客と従業員のどちらを大事にするのか、それが見えてこない。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

社訓に限らず、個人的なブログやツイッターでのプロフィールも同じだと思ってます。

 

自分がやりたいことや考えていることについて、「良いこと」を書こうとすると、具体性がなくなって、良くわからないような文章になっていきます。

 

できるだけ、自分が本当に優先すると思っているものがわかるようなプロフィールや社訓(起業する場合)を書こうと思いました。

そのために、他のものを捨てる覚悟も必要だと思います。

 

そうして、その社訓に共感してくれる人を大事にして、ビジネスを進めていき、結果を出せばいいと感じました。

 

戦略として、あいまいな表現を使うことはよしとする?

ただ、著者の言いたいことはわかるのですが、戦略としてあいまいにしている会社もあると思います。

わかった上で実施しているなら、戦略となるのではないかと思います。

 

顧客と株主のどちらを優先するかを選ぶのは難しいと思います。

株式会社なら、株主がいないとビジネスができないですし、顧客がいないと商品が売れずビジネスができません。

さらに、従業員もいないとビジネスができません。

 

「こういうことを社訓にしない」という選択肢もあると思います。

 

ただあいまいにしておいて、すべてを大切にするとアピールするのもある種の戦略だと思ってます。

 

そして、何か重大な事件が起こったときは、そこで誰を優先したかを、事細かに説明する。

それで納得できる説明ができるなら、あいまいな表現でもやっていけるのではないかと思いました。

 

ただ僕は、1つに絞るか、そういうことは書かないようにする予定です。

 

④隠された本質を見抜くクセをつける

エッセンシャル、つまり、本質を大事にするということが、ジャーナリストを例として説明されていました。

 

あらゆる事実には、本質が隠されている。すぐれたジャーナリストは、情報の断片を調べ、それらの関係性を発見する。部分の集まりから全体像をつくりあげ、人びとに通じる意味を付与する仕事だ。
単に情報を受け渡すだけなら、誰にでもできる。ジャーナリストの存在意義は、そこに本質的な意味を見いだすところにあるのだ。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

上記引用文は、ジャーナリスト志望でなくても重要なことだと思います。

 

事実を伝えるだけなら、誰でもできます。

誰でもできることは価値が小さいです。

それでは良い結果(高い給料など)は望めないでしょう。

 

価値を高めないといけません。

そのためには、集めた情報やデータを分析して、本質を見極めて活用していくことが重要だと思いました。

 

これはジャーナリストだけでなく、どんな仕事においても重要なことだと考えます。

 

⑤現地/現場に足を運ぶ

会社内や自宅でできることは限られています。

そのため、他人より一歩先に出て価値を高めるには、現地/現場に出向くことが必要だと学びました。

 

そのときのテーマは保育器。1台2万ドル以上する保育器の値段を、100分の1に下げられないかというチャレンジだ。‥問題の本質を知るためネパールへ飛んだ。現地を取材してわかったのは、新生児の8割が病院でなく、自宅で生まれているという事実だった。ネパールの村落は電気が通ってないことが多く、たとえ保育器があっても使えない。
つまり、本当の課題は、従来の保育器を安くすることではなく、電気を使わない保育器を開発することだったのだ。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

「現地に行かないと気づかないこと、わからないことがある」ということだと思います。

現地に行く人によっても、気づくものは異なると思います。

 

・病院関係者
・弁護士
・ネットワークエンジニア
・政治家

 

職業が違えば、現場の見るところも異なると思います。

 

時間の効率化のため部下や後輩に現地調査をお願いするのも良いですが、できるだけ時間を確保し、自身が取り組んでいる仕事に関連する場合は現地へ足を運ぶべきだと思いました。

 

また、インターネットのアンケートで顧客の意見を聞き取るだけでなく、同時に、街頭や訪問によるアンケート調査も実施すべきだと感じました。

 

⑥逸脱を探すため、読書をして普通を知る

本書を読んで、本を読むことやインターネットのニュース記事を読むことを、このまま続けたいと思えるようになりました。

知識を増やすことについてです。

 

普通を知り、逸脱を探す

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

僕は「他人(大多数の人)と違うことをすることで価値を見いだすことができる」と思ってます。

 

大多数の人がやっていることをやっても、価値は大きくないという考えです。

 

「多くの人が知らないこととは何か?」

それは、「普通ではないこと」だと思います。

 

多くの人が「普通」と捉えていることは、あまり価値がないと思ってます。

つまり、まずは「普通」を知らないといけません

「普通」を知ることで、それに含まれないことが、「逸脱」であり、それが価値あるものになり得ると思ってます。

 

「普通」を学べる学校教育は、やはり重要なのだと再認識しました。

また、本を読んだり、インターネットでニュース記事を読んで、知識を増やしていくことが必要だと感じました。

 

⑦上司や先輩からの仕事の依頼は、トレードオフを理解して、トレードオフを利用して、断る

本書を読んで1番知りたいことは、「必要なことを絞るのはわかったが、不要なものをどうやって排除するのか」ということだと思います。

 

会社という組織に所属して働いている人の多くは、上司や先輩から仕事を依頼されるため、「断る」ことをしない限り、仕事は増えていくと思います。

 

本書でもそれは理解されており、「断り方」についていくつか紹介がありました。

 

まずは断ることについての著者の考えです。

◆判断を関係性から切り離す
◆直接的でない表現を使う
◆トレードオフに目を向ける
◆誰もが何かを売り込んでいる
◆好印象よりも、敬意を手に入れる
◆あいまいなイエスはただの迷惑

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

そして、断り方のテクニックです。

1 とりあえず黙る
2 代替案を出す
3 予定を確認して折り返します
4 自動返信メール
5 どの仕事を後まわしにしますか?
6 冗談めかして断る
7 肯定を使って否定する
8 別の人を紹介する

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

僕は、「◆トレードオフに目を向ける」と「5 どの仕事を後まわしにしますか?」を実施しようと思います。

 

トレードオフに目を向ける

仕事を与えられたときに、今実施している仕事も含め、トレードオフを考えます。

 

「もしもこれを選んだら、別のもっと価値あることができなくなる」

このように考えるなら、断った方がいい仕事です。

 

これはパッと考えられるものではないと思います。

しっかり時間をとって考えるべきです。

 

そして、断るべき仕事だと判断したら、まずはその意識に自分を持っていきます。

これは同時に、「今やっている仕事はしっかりやる」という決意にもなるはずです。

 

「どの仕事を後まわしにしますか?」とトレードオフを持ちかける

上司や先輩に対しては、以下のように答え、トレードオフを意識させるようにします。

 

はい、ではこの仕事を優先でやります。
今抱えている仕事のうち、どれを後まわしにしましょうか?

 

同時にできないことを伝えます

まずは伝えないとわかってもらえないはずです。

 

とにかく「断る意思」を見せないといけないと思ってます。

 

いつも残業しているから忙しいことは分かっているはずだ

 

僕も上記のように思いますが、やはり伝えることは重要だと思います。

 

「僕の残業時間を把握していると思われますが、仕事が処理できなくなってきています」

 

とにかく意思表示をすることが大事だと思いました。

 

2. 終わりに

本当はもっとお伝えしたい情報があるのですが、あまりにも文字数が多くなるのでここでやめておきます。

ぜひ本書を読んでみてもらいたいです。

 

最後に一点だけ、「今やっていることに疑問を持ち、新しい側面で挑戦してみる例」を紹介します。

 

犯罪率を下げたいとき、普通は罰を与えることを考える。法律を厳しくしたり刑を軽くしたり‥そんなとき、ウォード・クラッパムという若く先進的な人物が新しく署長に就任し、それまでのやり方に疑問を投げかけた。なぜわれわれは、犯罪が起こるまで待たなくてはならないのか?‥この疑問から出発し、ポジティブ・チケット(善行切符)という新たな試みを考え出した。‥たとえば、ゴミを投げ捨てずにゴミ箱に捨てる。‥そんなささやかな善行に対して、ポジティブな切符を切ることにした。‥映画館やコミュニティセンターに無料で入場できるという引換券の役目を持たせることにした。‥10年後には青少年の再犯率が60%から8%に激減した。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

もしも今、仕事がうまく進めていないなら、新しいやり方を試してみるのがいいと思いました。

 

それは「逆にしてみる」「止めてみる」です。

 

「出社→メール確認→資料作成」
がいつものルーティンだったら、
「出社→資料作成→メール確認」
と「逆にしてみる」ことです。

 

または、雑務があれば、「やらない」でみる。

何もしないで1年間誰も困らないなら「不要な仕事だった」と判断できます。

僕の経験上、たくさんの前任者に引き継がれてきたような仕事は、「実は誰も困らないような不要な仕事だった」ということが多かったです。

 

また、僕が仕事で1番効率的だった工夫は、「メールは朝と昼の2回しか見ない」でした。

 

昼以降に届いたメールは、翌朝にメール確認の時間をとって、全部返信していました。

緊急を要するものはメールではなく電話がかかってくるため、これでも仕事は回りました。

 

メールを都度確認して都度返信すると、相手もすぐに返信してきて、そのやりとりで時間が潰れることがありました。

電話だと数秒で伝えることができることも、メールだと時間がかかります。

といっても、僕は電話は嫌いでした。

自分がやっている仕事を強制的に止められるからです。

 

このように、仕事をしている人は自分たちで工夫をして業務をこなしていると思います。

その中で、どうしても忙しさがなくならないという人は、本書からヒントをもらえるかもしれません。

 

本記事で気になることがあれば、ぜひ本書を読むことをオススメします。

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