【100冊目】「心にとどく英語(著者:マーク・ピーターセン)」

記事まとめ

  • 「心にとどく英語(著者:マーク・ピーターセン)」の本をまとめた
  • 本書を読むことで、「英語表現の表向きの意味だけでなく、含まれている裏の意味まで理解できれば、もっと英語を使いこなすことができる」ということを学んだ
  • 英語を使う人の感覚が知りたい人に本書をオススメしたい

 

「心にとどく英語(著者:マーク・ピーターセン)」を読みました。

本書について一言で紹介するなら、「英語を使う人の感覚について教えてくれる本」です。

 

本書は、専門用語などが出てこないため、読みやすい本となっています。

ちなみに僕は、本書を読むのに、1時間46分かかってます。

 

本書を読む前に、本書と同じ著者の「日本人の英語」と「続 日本人の英語」を読んでいます。

 

本書も上記の本と同様、英語を使う人の感覚を学べます。

ただ、本書は上記の本よりも難しい印象を受けました。

 

難しいというよりも、より細かな表現を取り扱っています

そのため、「自分はこんな表現に出会うことはあるのかな?」と思うような表現も多いです。

ただ、その英語表現は、映画で実際に使われた表現などであるため、英語を極めたいひとは避けて通れない表現でもあると思ってます。

 

少し難しいですが、実際の英語表現で使われている細かな英語感覚を学びたい人に本書をオススメします。

 

それでは本記事で、僕が本書から学んだことをご紹介していきます。



 

 

1. 「心にとどく英語(著者:マーク・ピーターセン)」のレビュー

  • 1-1. 本のタイトルについて
  • 1-2. 著者について
  • 1-3. 目次と概要について
  • 1-4. 僕が学んだこと

 

「心にとどく英語(著者:マーク・ピーターセン)」についてレビューします。

1-1. 本のタイトルについて

本のタイトルは、「心にとどく英語」です。

 

本書には前著があり、「日本人の英語」「続 日本人の英語」です。

 

前著を読まなくても本書を読み進めることは可能だと思いますが、上記の本も、英語の感覚が学べますのでオススメです。

 

1-2. 著者について

著者は、「マーク・ピーターセン」です。

 

運営しているウェブサイトやTwitterアカウントは見つけることができませんでした。

 

経歴

「マーク・ピーターセン」の経歴については、本書によると以下のとおりです。

 

明治大学政治経済学部教授。

心にとどく英語

 

本書は大学教授が書いた本となります。

 

1-3. 目次と概要について

本書の目次は以下のとおりです。

タイトル
1-1 マラソンが彼にチャレンジする
1-2 時制はドラマをつくる
1-3 willではないがmightではある
2-1 頼れるレトリック
2-2 宿題は「haveの世界」
2-3 getをモノにして
2-4 「微妙なこころ」を添える
3-1 excuseで世渡り上手
3-2 youはyouでも「あなた」じゃない
3-3 「入場券でも売ったっていうのか」
4-1 隠された「つもり」
4-2 女を侮辱する表現あれこれ
4-3 去る者は日々に疎し
4-4 careは人間関係の要

 

「だ・である調」

本書は、「です・ます調」ではなく、「だ・である調」です。

本ブログのような「○○です。」ではなく、「○○である。」という文です。

 

本書は、専門用語などが出てこないため、読みやすい本となってます。

 

概要

本書は、英語学習に関する本です。

主に、英語の感覚を学べる本となっています。

 

著者が英語を第一言語としているため、英語を使う人の感覚が説明されています。

第二言語として英語をマスターした人では書きにくい内容になっていると思われます。

 

含みのある表現に気づけるか?

英語の勉強をし続ければ、正しい文法知識を身につけることは可能です。

ただ、文法や英語の意味を正しく理解できたとしても、その裏にある含み表現に気付くのは、簡単ではないと思いました。

 

  • What do you drink? Bourbon?

 

これは、『卒業』という1967年の映画に出てくる英語表現のようです。

 

文法をきちんと学んだ人であれば、また、本書と同じ著者の本を読んだ人であれば、「do you drink」と現在形になっているため、習慣的行動であることがわかります。

つまり、「いつも何を飲んでるの?バーボン?」です。

 

「何を飲みます?バーボン?」ではありません。

「何を飲みます?」だと、これからの話になるので、現在形ではなく、「will」のような表現を使う必要があります。

 

ここまでは分かります。

 

ただ、実は、この表現には、含みがあります。

 

彼女がベンに"What do you drink?"という言い方をするのは、要するに「あなたはもう子供じゃなくて大人だから、当然自分の決まった好みのお酒があるでしょう?いつも飲んでいるのはなに?バーボン?」ということなのだ。こうして「私たちはもう大人同士よね」という雰囲気を作ろうとしているのである。

心にとどく英語

 

上記引用文については、映画を見て、文脈を意識しないと理解できません。

ただ、映画や実際の英会話では、このように、話し手は、「何かしらの意味を含ませている」ことがあるということです。

 

これは、ただ単に、英文を見て意味を訳すだけでは気づけないです。

文脈を意識しながら、文法知識も正しく理解していないと難しいでしょう。

 

ここまでできれば英語上級者の仲間入りができると思いました。

 

自慢話に見せない方法

自分が言いたいことを、エラそうに見せず、自慢話に見せない方法が紹介されていました。

一般論に置き換える方法です。

これも現在形を使います。

そして、IではなくYouを使います。

 

例として大リーグの名選手のインタビューで、自分の私生活でも健全なイメージが崩れないように努力していることを説明した表現です。

 

Youを使って一般論化した表現
It's important to remember that everything you do and say is being watched by a lot of different people. You have to think about what you're doing, and especially how children are looking at you.
(自分のすべての言動がいろんな人に見られていることを忘れてはいけません。自分が何をやっているのか、それに、とりわけ、子供たちが自分をどう見ているのかを考えなければならないのです)

 

上記の表現を、Iとmeにして表現すると、エラそうな印象を与えてしまうようです。

 

Iとmeを使った表現
It's important to remember that everything I do and say is being watched by a lot of different people. I have to think about what I'm doing, and especially how children are looking at me.

 

一般論として表現すると、自慢話に見えなくなるということです。

 

‥上述のように、youによる一般論として表現すると、「何も私だけのことではなく、だれが私のような立場に立ったとしても、同じようなことが言えるはずだ」というニュアンスが強くなるのである。
この種の一般論は、自慢話にならないようにと使われるケースが特に多い。

心にとどく英語

 

Iで表現しようとYouで表現しようと、言いたいことが伝わればいいというときもあるかもしれません。

ただ、政治家だったりスポーツ選手だったり、支持者やファンに、できるだけよく見られるように発言しないといけない立場にある人は、こういった言葉選びは重要になると思います。

 

言いたいことは一緒だが、言い方が違うと、受ける印象は大きく変わると思います。

 

このようなことまで考えて、英語が使えるようになれれば、英語上級者の仲間入りですね。

英語を使う人の感覚を知りたい人にオススメ

本書は、言葉の奥深さを教えてくれました。

ただ、それは簡単には理解できず、たくさんの英文に触れて、少しずつ理解していく必要があると思ってます。

 

僕は本書で語られるような、含みを持たせた表現もできるようになりたいと思ってます。

僕の英語レベルの理想は本書のレベルです。

いや、むしろ、英語の映画や海外ドラマでも使われている表現ですから、英語学習者全員の最終目標にもなるのではないでしょうか?

 

そのため、本書は、英語の感覚を上級者レベルまで到達させたいと思っている人に、オススメしたいと思います。

 

1-4. 僕が学んだこと

本書の内容とともに、僕が学んだことをまとめていきたいと思います。

 

①英語と日本語の省略箇所の違い

仮定法の説明で、英語表現と日本語表現の省略箇所の違いが示されていました。

 

英語表現では「if(もし)」を省略するのですが、日本語では「ifを残す」という違いです。

 

まずは英語表現です。

 

こうした働きがあるからこそ"Do you want 〜?"より"Would you like〜"の方がやや丁寧な表現になる。具体的には、たとえば「ワインを飲みませんか」というのを、
Would you like to have some wine?
と表現すれば、気持ちとしては、「もしよろしければ」といった感じの"遠慮"が潜んでいるから、単なる、
Do you want to have some wine?
より、幾分か丁寧に感じられるわけである。

心にとどく英語

 

英語表現では、Wouldがあれば、ifがなくても、仮定的な表現を含ませることができるということです。

 

一方、日本語では、どちらかというとifを残すことが多いです。

 

‥日本語では逆に、たとえば「 近いうちにお会いできればと思っています」などのように、ifの方だけを残し、wouldの部分を省略するケースが多い。誰も「お会いできればどうするつもりか」は、訊かないのである。同様に、英語では、省略されたifの部分は、わざわざ述べるまでもないことなのである。

心にとどく英語

 

英語と日本語で違うところはたくさんあると思います。

そのため日本語をそのまま英語にしようとすると、必ずうまくいかないことが起こると思われます。

 

英語は英語で学べというのは、そういうところから来ているのだと思いました。

 

ただ、英語を英語のまま学ぶのはやはり難しい‥。

日本語を補助として使わないと、特に、独学者はキツイです‥。

 

そのまま日本語と英語を1対1にすることはよくなさそうなので、日本語は本当に「補助的な役割」だと認識し、できるだけ英語の表現を英語のまま、どういうときにどういう場面でどういう意味で使うのかを理解しながら、頭に入れていこうと思います。

 

2. 終わりに

本書はちょっと難しく、一回読んだだけではほとんどのことを理解できていません。

本書と実際の英語を見比べながら、少しずつ覚えていこうと思ってます。

 

また、英語を使うときは、その英語に含まれる意図しない「含み」を、相手に与えてしまっていないかをよく考えたいと思います。

「あの映画で使われている表現を使ってみよう」という軽い気持ちで使ったら、実は、相手に不快な思いをさせる含み表現であった場合、人間関係が悪化する恐れがあります。

 

言葉は難しいです。

日本語でもうまく伝わらないことが多々あります。

 

英語も言語ですので、裏に潜んでいる意味まで理解するように、努めたいと思います。

 

その際に役に立つのが本書だと思いますので、ぜひ本書を手に取ってみてください。

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